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龍谷大学

HOPE!~龍大生なう。~ vol.16 福田 真之さん

Introduction

'ノートにメッセージを集めて被災地の方々に届けたい’
その思いから昨年の夏、自転車で宮城県荒浜・石巻を訪れたのは政策学部2年生の福田真之さんです。

――自転車で被災地を訪れようと思ったきっかけは何ですか。 「『被災された方に、家族や友人等からのメッセージを見てもらいたい』と思ったのがきっかけです。家族や友人等から被災地の方へ向けてのエールをノートに書いてもらい、その思いを形として届ける。被災地の方がそれを見て励みになってくれれば。その思いから10日間かけて被災地へ行くことを決意しました。」
自転車を使う事で、人との交流が生まれ、移動中に知り合った人たちからもノートにメッセージを書いてもらいたい。これらの理由から飛行機ではなく、自転車を使って被災地を訪れたそうです。
「今も多くの人たちが被災地の事を想っている。このことを被災地の方々に知ってもらい、少しでも元気になってほしいんです。」そう語ってくれました。

――被災地に行って苦労した事は何ですか。 「被災地に着いて現地の市役所を訪れたのですが、急に訪れると被災者の方々も戸惑うという理由からメッセージを見せることが市役所から許可されなかったんです。」そこで福田さんは市役所にノートを預け、今年もう一度、被災地を訪れる事を決意したそうです。「その後ノートがどうなったのかとても興味があります、少しでもこのノートが役に立っていたらうれしいですね。」
また現地では、ボランティアの方々と一緒に塩害にあった畑を耕したりもしたそうです。若い人が多く、中には大学を休学してボランティア活動を行っている方もいたそうで、とても刺激的な経験だったと語ってくれました。

――この経験を通して何か変わったことはありますか。 「今までは自分の考えだけで動く自己満足のボランティアでした。しかし今回、被災地に行った事で、相手の立場に立ち、彼らが何を望んでいるのかを考え、本当に望んでいる事をする。そのように視点が変わったと思います。」

――今後の福田さんの目標を教えてください。 「この活動の他に、カンボジアに学校を建てるプロジェクトにも取り組んでいます。最初は軽い気持ちだったのですが、カンボジアの歴史を調べたり、教育に関する勉強をすることで、教育の大切さや学校の必要性を強く感じました。」
現在は、この活動の方向性を考えながら広報活動を行っている福田さん。「100円で学校を建てよう」をコンセプトに、チャリティーイベントを開いて、募金活動を行う計画を立てているそうです。
「龍谷大学の学生が1人100円を募金する事で、学校を建てる事が出来ます。どうやって多くの方に協力してもらうかが悩みどころですね。」

何事に対しても積極的な福田さん。今後も興味のある事に1つ1つ全力で取り組んでいきたいそうです。常に失敗を恐れずポジティブに生きようとする姿がとても印象的な福田さんの今後の活躍に期待です!


【取材】
取材:西野景大(経営学部2年)、木下紗由里(経済学部2年)、山本孝美(文学部1年)、北野真郎(社会学部1年)
【記事】
西野景大(経営学部2年)

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