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龍谷大学

HOPE!~龍大生なう。~ vol.32 桑原佳那さん 前田美智さん

Introduction

何かと慌ただしい年末年始ですが、「日本と欧米ではクリスマスや大晦日の過ごし方が違う」「お正月にあたる日が日本とは異なる国がある」など、日本と海外の風習の違いを知ってふと頬を緩めることはありませんか?今月は、日本人学生と留学生との交流を深めるため様々なイベントを行う海外交流委員会のお二人、桑原佳那さん(経済学部2年)と前田美智さん(文学部2年)にお話を伺いました。

北は北海道、南は沖縄県まで!全国各地から学生が集まる龍谷大学ですが、みなさんご存知のように龍谷大学の学生は日本人だけではありません。海を越えて様々な知識、技術を学びに来る留学生の皆さんもたくさんいらっしゃいます! 今回取材させていただいたのは、日本人学生と留学生の交流のきっかけを作るイベントを企画する、海外交流委員会の桑原佳那さん(経済学部2年)と前田美智さん(文学部2年)です。

“海外交流委員会とは?”

留学生と日本人学生を対象にイベントを行う団体、それが海外交流委員会(以下、海交)です。日本人学生と留学生でお互いに言語を教え合って語学の勉強をするイベントをしたり、一緒にご飯を作って食べたり、レクリエーションやゲームをするフレッシャーズキャンプなどをこれまで行ってきました。また、より多くの龍大生に異文化を知ってもらうため、異文化を体験してもらうイベントや中央ステージで海外に関することを発表するイベントなど、申込みなしで参加できるイベントも開催しています。他にも数々のイベントを企画していますが、海交の特徴は企画するイベントの数が多いということだけではありません。

「全部一からイベントを作れる、と聞いてやってみたいと思いました。」と話すのは、大学入学以前にイベント作りに携わったことがあるという桑原さん。前田さんも「新歓時期のイベントに参加してその時の雰囲気がすごく良くて楽しそうだったから入りました。」と懐かしそう。

自分たちの作ったイベントで人を楽しませたい!そんな思いで活動する海交だからこそ、学部もキャンパスも越え、同じ気持ちや興味を持つメンバーで新しいイベントを築き上げられるのです。

“イベントができるまで”

「海交は1、2年生合わせて41人が所属しているのですが、それぞれ異文化部署、サポート部署、交流部署という計3つの部署に分かれて活動をしています。」と前田さん。 異文化部署とは龍大生に「異文化を知ってもらおう、体験してもらおう」と各地の文化を広めるために活動している部署。サポート部署は、龍大に来たばかりの留学生に学内キャンパスツアーを行ったり、留学生と日本人学生がお互いの言語を教え合ったりする言語学習のイベントなどを企画する部署です。「言語学習と言っても授業みたいな雰囲気じゃないんですよ。フリートークなどもあって楽しみながら、という感じです。」と桑原さん。また、交流部署とは、日本人学生と留学生がゲームやキャンプなどのイベントを通して交流できる場を提供する部署です。このようにして3つの部署がそれぞれの目的に応じたイベントを制作し、イベント当日は全員が参加してイベントの運営を行います。

“ミーティングの大切さ”

さて、イベントを成功させるためには綿密な話し合いの場が重要となってきます。

「私たち海交にとっては、企画がメインでイベントはその集大成です。」そう話すのは前田さん。桑原さんも「学年や経験の違い、色んな考えを持っている人が集まっているからこそ、ミーティングの時にはたくさんの意見が出されるんです。時にはうまく伝わらなくて大変だと思うこともあるんですけど、だからこそ、ミーティング中は相手のことを考えて発言するよう心がけています。」と続けます。この桑原さんの言葉に「私もミーティングの時には相手にどうしたら伝わるだろうと考えるようになりました。一人の意見では成り立ちませんし。」と前田さんも頷きます。

「意見を言い合えたり、トラブルが起きた時に学年関係なく助け合えることはとても良いことだと思っています。苦しい時を乗り越えたからこそ、より充実したミーティングができて、さらにイベントが良くなることに繋がると思うんです。」と桑原さん。前田さんも、「自分が担当責任者のイベントの時、イベントの参加者さんから「楽しかったよ」と喜んでもらえたことが嬉しかったです。やったーって達成感を感じました。」と心に残った出来事を教えてくれました。

中身の濃いミーティングの雰囲気、そしてその結果を知っている桑原さんと前田さんのお話だからこそ、企画作成にあたってミーティングがいかに大切か伝わってきます。

“これからに向けて”

実は海外交流委員会はまだ新しい代にバトンが引き継がれたばかりです。

新委員長の桑原さんは「海交は、まだまだあまり知られていなくて利用されていないことが問題だと思っています。だからこそより多くの学生に存在を知ってもらって、多くのイベントに参加してもらえたらと思います!」と意気込みを語ります。「私も最初は海外に興味があった方ではなかったけれど、こうしてイベントの企画に関わることによって興味を持ったので、他の龍大生もイベントに参加して、ちょっとでも海外に興味を持つ人が増えてくれたらいいなと思います!」と新副委員長の前田さん。

おふたりは、「今後は他大学との合同イベントをやってみたい」と笑顔でこれからの目標について話してくれました。

海交の活動情報はポータルサイトやTwitter、Facebookなどで確認ができ、国際部とも連携して留学生の参加を呼び掛けているそうです。この記事を読んでいる皆さんも少しでも興味を持たれた方は、ぜひ海交のイベントに参加してみてはいかがでしょうか?


【取材】
井之上愛理(経済学部2年)、山本孝美(文学部2年)、石川沙希(社会学部1年)
【記事】
石川沙希(社会学部1年)

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