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龍谷大学

HOPE!~龍大生なう。~ vol.36 蓑優起さん 八木優汰さん

Introduction

今回取材をさせていただいたのは、瀬田学舎を拠点として活動されている社会福祉系サークル「すけっち」の蓑優起さん(社会学部4年生)と八木優汰さん(社会学部3年生)です。毎週、地域のお年寄りと触れ合うのが楽しみだというお二人にお話を伺ってきました。

―どんな活動をされている団体ですか?

交流会の中でレクリエーションや体操、他にも健康づくりになりそうなことをして、大津市や守山市の高齢者の方々の生きがいづくりに励んでいます。メンバーは15人ほどで、毎月第1、第3土曜日に守山市へ、第2土曜日に大津市の葛原へ、また偶数月の第4土曜日に大津市の月輪にあるベルパーク自治会館へ行って活動しています。一度の活動には、すけっちから4~5人ほどが赴きまして、おじいちゃん、おばあちゃんはだいたい10人ほど来られます。学生1人につき2人のお年寄に目を配っているような形です。

―サークルを始めたきっかけは何ですか?

僕たちの2つ上の先輩が社会学部の安西教授の授業の一貫で守山市役所と提携して高齢者の生活背景を調べるために、守山で活動を始めたことがサークルの始まりです。僕たちがサークルに入ったきっかけは、ゼミの先輩や先生に誘われたからでした。

―交流会の詳しい内容を教えてください。

主にラジオ体操、歌、レクリエーション、茶話会という流れでやっていますが、地域性を意識しています。守山の方々はおしゃべりが好きな人が多いので、茶話会の時間を長めにしています。大津の方は年齢層が比較的若いので、体を動かすレクリエーションを増やしたり、歌が好きな人が多いので、歌の時間を長めにとったりしています。
レクリエーションにもバリエーションが色々あって、体を動かすものや、脳トレのようなものを用意して、おばあちゃんたちにできるかどうか聞きながらやっています。

僕たちができることでも、おばあちゃんたちにできないこともあるし、全員が同じことをできるというのが中々難しいので、一人一人に合わせています。

―活動をしていくうえで心がけていることはありますか?

まず安全第一なので、持病のことや緊急時の連絡先を聞いておいて、何かあった時に対応できるようにしています。また、イベントなどで外に出る機会もあるので、怪我に対応できるように、止血や消毒の方法などの知識もつけました。
 そして継続することが大事だと考えています。僕たちの都合で中止にしたくないですし、
 最終的にはお年寄りの方たちを第一に考えつつも一方的になるのではなく双方向で何でも言い合える仲になりたいです。

―活動をしていてよかったと思ったことはなんですか?

いろんな人に出会えて、みんなで楽しいことを共有して笑い合えることが幸せです。自分と後輩たちが、人として成長したと感じる時もうれしいですね。最近、地域の子ども会にも声をかけられるようになったので、それもうれしいです。

―やりがいは何ですか?

やったことに対して返ってくるものが大きいです。お年寄りの方たちは自分では気づかないような視点をお持ちで、発想も豊かで視野も広いです。学ぶことはとても多いですね。

―今後の目標を教えてください。

今後も継続してお年寄りの人たちと、かかわって健康レベルを上げていきたいです。もっと大きな夢を言っていいのなら、健康寿命(健康な生活を送れる期間)を伸ばしたいですね。
 生きがいがあるだけでもボケ防止になるらしいので、お年寄りの人たちの心のどこかに僕たちが存在できるようになれたらと思っています。また、これからはお年寄りだけでなく子供たちとも、かかわっていきたいし、活動の評価をしていきたいとも思っています。

龍谷大学すけっち公式Twitter @SKETCH_ryukoku


【取材】
石川沙希(社会学部2年)、仲村菜乃花(文学部2年)
【記事】
仲村菜乃花(文学部2年)

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