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龍谷大学

HOPE! 龍大生なう。 vol.59 山田 大貴さん

Introduction

みなさんは映像について興味はありますか。今月お話を伺ったのは、映像を通して地域活性化を図る社会学部コミュニティマネジメント学科の実習、「いきなり!ディレクター」を履修している山田大貴さん(社会学部3年)です。映像制作を通して学んだことや映像制作の大変さについてお話を伺いました。

―初めに、「いきなり!ディレククター」の実習内容について教えてください。

社会学部コミュニティマネジメント学科には2年生から4年生まで履修できる、コミュニティマネジメント実習という科目があります。自分で実習したい地域やテーマを決めて取り組む自己応募型実習と、「いきなり!ディレクター」のような先生方がプロジェクトを提案して学生が現場に出ていくプロジェクト型実習があります。

私たちの実習では、撮影する舞台が初めに設定されていて、神戸のおかもと商店街・灘の酒蔵、有馬温泉の観光プロモーションビデオを制作する班と、台湾人のインバウンドを目的としたプロモーションビデオを制作する班に分かれて活動し、映像を作っていました。自分が担当している台湾人向けのプロモーションビデオ制作では、台湾で活躍している俳優さんと一緒に撮影して地域の魅力を発信したりしました。

―なぜ、「いきなり!ディレクター」を履修しようと思ったのですか?

この実習を選んだきっかけは、元々テレビを見るのが好きで、映像制作にも興味があり、2年生の時に「映像論Ⅰ・Ⅱ」を通年で受講したことが影響しています。

映像論の受講をきっかけに応募したCMコンテストで映像制作に挑戦して受賞することができたときに「もっと映像制作を学びたい!」と思いました。

それで、実習中、プロのカメラマンと関わり、学生のうちに地域の方と触れ合えたらいいと思い、「いきなり!ディレクター」の実習を選択しました。

―ずばり、この実習の魅力は何だと思いますか?

実はこの実習はほかの実習と比べると比較的少人数で構成されていて、学生は8人で活動しています。だからこそ、1人ひとりにやるべき課題があって、それに真剣に向き合っていくことによって責任感を持って取り組んでいけるところがいいなと思っています。

また、なんといっても、映像制作をほとんどやったことがなかった中で、突然、いきなり「ディレクター」になることによって、普段テレビで見ているだけでは想像もつかないほど大変な映像制作の裏側を知り、プロの方と関わることによって、映像制作の生の現場を知ることができるのは魅力的だと思います。

―逆に、この実習の大変さ・難しさは何ですか?

今回、1番大変だったことは、映像にする舞台は最初から決まっているのですが、学生という立場から、どうすれば面白い映像になるのかと構想を練るところです。撮影は8月に行ったのですが、実際に映像を撮るにあたり、協力していただきたいお店の方との撮影交渉や当日のタイムスケジュールは自分たちで決めなければならなかったので、春から夏にかけて、他のプロモーションビデオを見たり、参考にできそうな動画を探したりする日々が続きました。この時は、本当に番組制作の難しさを感じました。

―最後に今後の目標を教えてください。

今回の実習を通して、一から企画を立てたり、自分から商店街にアポイントを取ったり、積極的に地域の方とお話をするなど貴重な体験をたくさんしました。今後は、「いきなり!ディレクター」で積み重ねた経験を糧にして、たくさんの方々と関われることや、自分がしたことで喜ばれるようなことをしたいと考えています。その気持ちを軸に就職活動に取り組み、将来働いていけたらと考えています。


【取材】
石川沙希(社会学部3年)、瀬戸千絵(社会学部1年)
【記事】
瀬戸千絵(社会学部1年)

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