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龍谷大学

HOPE! 龍大生なう。 vol.68 森 安呂巴さん

Introduction

今回お話を伺ったのは、50人ものメンバーをまとめている華舞龍の14代目代表、森安呂巴さんです。衣装のデザインやメイク、曲や振り付け、大道具に至るまで全て自分たちで考え用意しているそうです。華舞龍への熱い思いをたくさん聞かせて頂きました。

なぜ華舞龍に入ろうと思われたのですか。

「入学式での演舞を見て感動した」という話をよく耳にします。でも、僕の場合は違います。
僕は三重県から大学に来ていて、初めは友達もいなかったので一人で入学式に行きました。その時にサークルのビラ配りがあって、声をかけてもらったのが華舞龍でした。「考えておきます」と伝えて、とりあえず他のサークルも見てみようと思っていました。でもなぜか、他のサークルからは1枚もビラを配ってもらえませんでした。結局、他のサークルブースも1周したのに、手元にあるのは華舞龍のビラだけ…。「じゃあもう、華舞龍に行くか!」となり、行ってみたら活動内容が面白いと思ったので入りました。

面白いきっかけで入った華舞龍。その代表になられて、どのようなお気持ちですか。

代表になったのが9月10日なので、まだ1カ月も経っていないくらいなのですが…(笑)。
初めは代表になるつもりはありませんでした。でも、自分たちの年の代表は誰になるのかという話は時期になると出ていました。その時に、現時点で代表の候補者はいないという話を聞きました。初めは冗談で「じゃあ、やるわ!」と言っていました。でも、代表を決める時期が近づくにつれ「ほんまにやらなあかん。このままじゃ華舞龍つぶれるわ」という使命感が生まれ、立候補しました。2代前の代表の先輩と仲が良く「やってみたら?」と背中を押してもらえたのも大きかったです。

苦労したことはありますか。

代表になってからの苦労は、今はないですね。自由にやらせてもらっている感じです(笑)。
夏の祭りが盛んな時期、8月から9月上旬くらいまでが一番活動が活発な状態になってきます。その時期は部活動並みに忙しいですね。
他のことも、特には無いですね。僕、1回ハマるとのめりこむタイプなのです。野球も小学校の時ハマって高校まで続けてきました。よさこいも、華舞龍全体での練習が無い時でも自主練習するくらいです。本当にハマってしまいました。

楽しかったことや、嬉しかったことはありますか。

お祭りによっては、道路で動きながら踊るパレードがあったりします。パレードはお客さんと本当に距離感が近いです。そういう時に「良かったよ!」とお客さんから声をかけてもらえると、すごく嬉しいです。

これからの華舞龍をこうしていきたい!という目標等はありますか。

「こいや祭り」というお祭りでは、約100チームの中からフィナーレといって6チームが選ばれます。それに4年連続選ばれていたのですが、今年は選ばれませんでした。去年と同じやり方ではいけないと思っています。まずはメリハリのあるチームにしたいですね。今はみんながやりたいことをやって、伸び伸び出来る期間だと思っています。でも3月には賞を狙っているお祭りがあるので、そこまでに調整して締める部分は徹底的に締めて、夏には追い込むというようなメリハリを大切にしたいです。
あとは、周りの支えてくれている人との関係ですね。僕が話し始めたら「みんな聞こうや」と立ち上がってくれる子達もいます。そういう子たちと皆で伝統を築き上げていけるチームにしたいです。

そのために工夫していることはありますか。

前で仕切っている子に対しての返事や、何か言うことに対しての返事をしっかりするようにしています。伸び伸びしている中にも、返事や挨拶をしっかりするという気持ちは常に持たせています。

最後に今後の目標を教えてください。

去年取れなかった賞を獲ることの出来る「強い華舞龍」を復活させることです。

14代目の華舞龍のコンセプトは「最も熱い華舞龍」です。やっぱりよさこいは、お客様に伝えるべきものなので、自分たちが熱くないとダメです。歴代のチームの中でも最も熱く、という意味でもありますし、他のチームの中でも一番熱くという意味でもあります。その中で必然的に強いチームが出来ると思っています。


【取材・記事】
木場 仁美(社会学部3年)

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