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龍谷大学

HOPE! 龍大生なう。 vol.72 炭竈昌人さん

Introduction

「人と人が出会う」この素晴らしさを、時に忘れてしまうことはないでしょうか。
今回お話を伺ったのは、学生団体mocの代表者である炭竈昌人(すみがままさと)さん(文学部仏教学科2年)です。人と人を繋げる、そこに懸ける思いをたくさん聞かせていただきました。

Moc(mission of connect)の活動内容を教えてください

人と人とをつなげるきっかけづくりをコンセプトとし、主にイベントを企画、運営しています。具体例だと、「鍋ドラフト会議」と称して地域の住民や学生を巻き込んで、鍋を囲みながら会話を楽しもうといったイベントを過去に実施しました。ただ鍋を食べるだけではなく、そこで初めて出会った人たちとどんな話をするのか、この内容に重きを置いていきたいと考えていました。

対話に重きを置くということですが、具体的にはどういったことでしょうか?

今は新たなプロジェクトとして”秘密基地”を作ろうとしています。秘密基地といっても場所が秘密というわけではありません。僕たちは自分の中の秘密を吐き出してもらう場を作ろうとしています。例えば、子供が日常生活ではできない遊びをしたいのならそれをする場所にしてもらっても構わない。おばあちゃんがあやとりやお手玉といった昔の文化を後世に伝えたいのならその場所を利用してもらっても構わない。つまり、僕たちの考える対話とは”秘密”=”自分の思いを告白”することです。

秘密基地という言葉には何か惹かれるものが感じられますね。そのプロジェクトについて詳しく教えてください。

秘密基地を作るべく、今は京都の空き家の改修作業を行っています。その改修が終われば、今度はその空き家を利用し、”コミュニティ café&bar”を作ろうと計画中です。イベントスペースとcafé&barの二つの空間を用意し、まずはcafé&barに入っていただく。それも、カウンターとテーブルといった従来のcaféスタイルとは異なり、一つの部屋に一つの大きなこたつのように机を設置。来てくれた人はそのテーブルに入ると、自然と誰かと話す状況になるようにしたいですね。そして、そこで出た秘密をすぐ横のイベントスペースで実際にしてもらう。それこそが僕たちが目指す理想の空間、秘密基地です。

mocを作ったキッカケを教えてください。

2017年の1月から3月にかけてヒッチハイクで日本一周をしたのですが、そこで僕は人と繋がることに価値を感じました。その価値をもっとみんなにも知って欲しい。それ以来僕は、自分自身が発信源となり、人と人が繋がることができる場所を作りたいと思うようになりました。

最後に今後の目標を教えてください。

対話することによって人と出会うことに対し価値を感じ、自分らしく生きられるようになる。そう思える場所を作り上げることが僕たちmocの目標です。


【取材・記事】
肥田 真男(経営学部2年)
高橋 正道(文学部2年)

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