02
大阪ガス都市開発、京都信用金庫、龍谷大学の3者で構成する「共創HUB京都コンソーシアム」は、JR京都駅の近くに、産学金連携と住居を備えたイノベーションハブ拠点「共創HUB京都(仮称)」を2025年11月に着工しました(2028年春開業予定)。「共創HUB京都(仮称)」は、京都信用金庫の支店機能や、龍谷大学のサテライトキャンパス、交流型の学生寮および賃貸マンションなどを備え、各者が有するリソースやネットワークを駆使し、「学ぶ」「挑戦する」「住む」の3本の柱を据え、社会課題解決に繋がる産業創出やコミュニティ形成、人材育成などを推進します。一人の「きづき」が「学ぶ」「計画」「試行」そして「挑戦」へと続き、新たな「きづき」を生む。「誰もが、社会をよくする力を持っている」をコンセプトに、誰もが持つ「きづき」を起点に、社会課題解決や価値創造に繋げていく施設をめざします。
1階・2階には「QUESTION京都駅前(仮称)」を設置。地域の起業家を支援するスタートアップ支援に特化したコミュニティ・バンク京信の支店機能を設け、シェアオフィスやプロジェクトスペースを含むコワーキングスペース機能も備えます。3階・4階には「龍谷Unlimited Lab(仮称)」。龍谷大学の多様な学問領域を交流・融合させ、社会変革や価値創造を牽引する人材を育成します。社会人、起業家が集う本拠点の特色を活かし、社会課題解決やソーシャルビジネスの創出に寄与するアントレプレナーシップ教育を進めます。龍谷大学の学生に限らず、付属平安高校・中学校の生徒や他大学生、社会人にも広く開放し、従来型の大学キャンパスでの展開を超えた「新しい学び」や「成長」の機会を提供します。
「新しい学び」や「成長」の機会を提供します。また、3階に設ける食堂では、食事の提供のみならず、「食」や「農」に関する教育・研究活動を発信します。5階・6階には交流型学生寮を設置し、入居学生のリーダーが寮の運営に携わる「RAプログラム」を導入。志を持った学生が飛躍を遂げる新しい学生寮をめざします。
7階・8階には起業家、会社員、その他多様な入居者が集う交流型賃貸マンションを配置します。これらの住居エリアと1階から4階の共創空間とが連携し、「学び」や「挑戦」の機会を提供することで、入居者がここで成長しながら、豊かな人的ネットワークを形成できる環境を提供します。
共創HUB京都(仮称)Webサイト
https://k-hub.kyoto/
龍谷大学文学部は、真宗学科・仏教学科を統合し、2027年4月に新たに「仏教学科」を設置します。
新たな仏教学科では、「真宗領域」「仏教領域」に加え、社会課題に取り組む「社会応用領域」を設け、3領域を横断する融合型の学びを展開します。つながりの希薄化や社会的孤立など既存の枠組みでは解決が難しい多層的課題に直面している現代社会において、「自省利他」を行動哲学に掲げ、仏教SDGsを推進してきた本学は、仏教の現代的価値を見出し、仏教の視点から社会課題に取り組むべく、「社会応用領域」を設置します。同領域では、真宗・仏教の学びを基盤にPBL等を用い、「国際」「福祉・医療」「文化」を軸に新たな価値創造をめざします。
あわせて、歴史学科東洋史学専攻では「ユーラシア東部地域史コース」「ユーラシア西部地域史コース」を導入するとともに、本学の研究資源である大谷探検隊コレクションに代表されるアジアの考古学・美術史分野を包含する「ユーラシア地域の考古学・美術史分野」を新設。
歴史学科文化遺産学専攻では民俗学を包摂する「無形文化遺産学」を新設し、有形・無形の両面から体系的に学ぶことができるようになります。
龍谷大学は、長期計画「龍谷大学基本構想400」に基づき、学びと交流が広がるキャンパス環境の整備を進めています。その一環として、2026年4月、深草キャンパス及び大宮キャンパスに龍谷大学を体験する新たな空間「Welcome Lounge」を開設します(瀬田キャンパスは夏ごろ予定)。「Welcome Lounge」という名称は、“Welcome(迎え入れる)”と“Lounge(くつろぎの場)”を組み合わせたものです。シンプルで親しみやすく、それでいてモダンな響きを持ち、訪問者も学生も心地よく過ごせる空間を象徴しています。WelcomeLounge は、中高生や卒業生、地域住民、企業関係者など多様な来訪者を迎え入れると同時に、在学生の日常利用にも対応したコミュニケーション空間です。偶然の出会いを大切にする“余白”を備え、発見や探求、共感など、さまざまな体験が自然に生まれる場をめざしています。
館内では、大学の歴史や学生の挑戦を紹介する展示を通じて、これまで受け継いできた「伝統」と、新しい学びや挑戦に取り組む「進取」の姿勢を体感できます。交流、展示、居場所といった複数の機能を集約し、時間の流れを心地よく感じられる設えや、歴史と現在が交差する時空体験も提供します。インクルーシブかつサステナブルな設計のもと、誰もが心地よく過ごせる空間として、龍谷大学への理解と関心を広げ、新たな行動やつながりを生み出す場として育てていきます。
深草キャンパス和顔館1階
龍谷大学の現在の姿をブランドイメージとともに発信し、インクルーシブな内装で、誰もが心地よく過ごせる現代的な空間としてデザインしている。
展示では、1639年に本学の起源である「学寮」が創設されてから現在に至るまでの歩みを、写真やイラストを用いて紹介している。
また、龍谷大学が取り組むブランディング活動やサステナビリティの取り組み等に関する展示も行っている。
大宮キャンパス東黌1階
龍谷大学の歩みを主な出来事とともにわかりやすく伝え、内装はクラシカルな雰囲気で、伝統や歴史を感じられる空間としてデザインしている。
展示では、大宮キャンパスの建物に見られるアーチ窓をモチーフに、1639年に本学の起源である「学寮」が創設されてから現在までの歩みを複数の時代に区分し、それぞれの時代のトピックとともにわかりやすく紹介している。
また、貴重書や龍谷ミュージアムに関する展示も行っている。