広報誌「龍谷」2026 No.101

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People, Unlimited

経営学部商学科1年生
クラーク記念国際高等学校出身

溝淵ᅠ紗奈さん

学内外の交流の場となることもめざして
商学科1期生が「自分たちの店」を企画・出店

2025年4月に経営学部に新設された商学科が11月20日と27日の両日、深草キャンパスで「RYUKOKU 秋彩(あきさい)マーケット」を開催した。これは商学科の実践型科目「プロジェクト入門」の一環であり、受講生全員が32チームに分かれ、地域の特産品や小物を販売した。「商い」のリアルを体感的に学ぶことを目的に、店舗の企画から商品選定、仕入れ、価格設定に至るまで、全てのプロセスを学生が実践した。

「志望していた龍谷大学に商学科ができたことはマーケティングに関心を持っていた私にとって大きな喜びでした」と語る溝淵紗奈さんは、このプロジェクトを特に楽しみにしていた一人。事前調査として訪れた商学科の眞鍋邦大准教授のゼミが主催した学外イベントでは、来場者と店舗の出店者が交流を図る姿に感銘を受け「私たちもこの温かな空間を作りたい」と意欲が一段と高まった。溝淵さんのチーム6名は、“らしさ”にこだわった。中国人留学生のメンバーの提案から日本に広まっていない中国の飲み物の販売を決めたが「価格設定において、商品の希少性から高めにとの意見と、高いと売れないとの意見に二分し、難航しました」。チームはプロジェクトの担当教員の鈴木美央准教授(商学科)に相談。

「モノだけでなく、技術や体験といったコトも提供できる」との助言からメンバーの特技である「手相占い」を購入特典とし「来場者には『占い付きでこの値段はお得』と感じてもらい、用意した商品はほぼ完売しました」

溝淵さんたちと同様に他のチームもインターン先の企業や自治体のPRを兼ねて商品を販売したり、家業の飲食店と提携したりと趣向を凝らした結果、2日間で延べ900人近くの来場者を集めた。「めざした来場者と出店者の交流も随所でおこなわれていて、うれしかったです」

溝淵さんはチームでの活動と並行してプロジェクト全体の学生運営チームにも立候補して参加。店舗設営や来場者へのインタビュー調査を担当した。「忙しかったですが、SNSでの情報発信やチラシ作成などメンバー個々の強みを活かした役割分担や迅速な情報共有など協働の大切さを体感できました。一方で店舗の収支の読みが甘かったので、会計学や経営学の学びに力を入れていきたいです」と今回の収穫と課題を語る溝淵さん。次年度も運営チームに参加し、後輩のサポート役を務める予定だ。「商学科の伝統を築いていくために、経験を繋いでいくことが1期生の重要な役割だと思っています」

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