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環境サステナビリティ学部
岸本ᅠ直之 学部長
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情報学部
藤田ᅠ和弘 学部長
※ともに2027年4月就任予定
2027年4月に開設する環境サステナビリティ学部の岸本学部長、情報学部の藤田学部長が新学部の魅力や展望を語り合った。
岸本:異常気象や自然災害、地球温暖化などの環境課題が深刻化するなか、持続可能な社会の実現は世界的な課題です。解決には、あらゆる分野を含めて考える必要があります。環境サステナビリティ学部では、文理の枠を超え、環境科学に基づくアプローチと、自然資本を基盤とする経済学・経営学などの社会科学的なアプローチの双方を学んでいきます。
藤田:現代の課題は一つの分野だけで解決できません。情報学部では、情報メディア専攻、知能情報システム専攻、実践データサイエンス専攻の3専攻を設け、専攻を横断した教育・研究を展開します。情報は単独ではなく、様々な分野と掛け合わせることで新たな価値を生み出します。「情報×健康」「情報×スポーツ」など、情報技術で人や社会を繋ぎ、課題解決に貢献できる実践力と応用力を備えた人材を育成します。
岸本:情報技術は、環境課題の解決においても欠かせない基盤になります。こうした分野横断の学びを実践に繋げるため、両学部では特色あるカリキュラムを用意しました。環境サステナビリティ学部の特徴の一つは、体験・共創型PBL「クエスト科目群」です。琵琶湖流域でのプロジェクト、希少生物の保全林や湿原・離島といった環境課題の最前線へのフィールドワーク、企業やNPOなどでのインターンを通して、学びと実践を往復します。環境課題には立場や利害の異なる多様な人々が関わるため、正解は一つではありません。価値観の違いを受け止め、視野を広げながら前に進む力を養うことをめざします。
藤田:現場の課題と向き合いながら学ぶ点は、情報学部も重視しています。情報学部では、2年生から複数の研究室でインターンシップのように活動する「未来共創ラボ演習」が特徴です。様々な研究の体験を通じて、授業で学ぶ理論や技術が何に必要なのかを理解し、卒業研究や将来の進路選択に繋げていきます。
岸本:環境倫理や情報倫理の共通科目の開講や共同研究など、両学部の連携にも力を入れます。「情報」は、あらゆる研究や社会実装を支える基盤です。だからこそ、情報をどう活用するかを考える上で、両学部の連携が欠かせません。例えば「龍谷の森」での生物多様性のモニタリングです。生物多様性を明らかにするために必要なデータや、生物の動きなどを捉えるセンサーの設置場所については、環境分野で検証・評価し、その上で、情報学の技術を活用し、データの収集や分析に繋げていきます。
藤田:情報学だけでは、広大な森のどこに、どのようなセンサーを設置すればよいのか判断できません。一方で、環境分野のテーマに応じたセンサーの開発や、より効果的なデータの収集方法の検討などに情報学の技術・知識を活かせます。また、欠損や異常値を含むデータを処理し、可視化することも情報分野の重要な役割です。
岸本:確かに、環境分野で扱うフィールドデータにはノイズが含まれることが多く、単純に取り除こうとすると必要な情報まで失う可能性があります。環境分野が課題を提示し、情報分野が技術で支える。両学部の専門性を掛け合わせることで、学びも研究もより深まります。
藤田:2027年4月には、両学部が加わり、農学部、理工学部※1と合わせて4学部がびわ湖大津キャンパス※2に揃います。農学はサステナビリティを考える上で欠かせない分野で、理工学は課題解決と社会実装を支える基盤となる学問です。それぞれの専門性を活かしながら、分野を越えた共創を推進していきます。
岸本:4学部の知を循環させて、イノベーションを先導する、そんなキャンパスが理想です。
藤田:その実現に向けて、滋賀県は絶好のフィールドです。琵琶湖を中心とした豊かな自然環境があり、農業や工業など多様な産業が発達しています。学んだ知識や技術を実践したり、実際の課題に向き合うことで、将来の進路や目標にも繋げてほしいと思います。
岸本:環境サステナビリティ学部に入学を考える皆さんには、何か一つ、自分の「好き」を持ってほしいと思います。学部では文理の枠を超えた分野横断の学びを展開し、幅広い知識を身につけるとともに5つの専門教育プログラムで専門性を養います。社会全体を扱うサステナビリティの学びに無駄なものはありません。「好き」を出発点に、興味関心を広げ、自分の軸を築いていってほしいですね。
藤田:情報技術は進展が非常に速いため、社会で活躍するには、実践力や応用力に加えて、新しい技術を自ら取り込む「学ぶ力」が必要です。大学でこの力を身につけ、卒業後も学び続けながら、長く社会の第一線で活躍できる人になってほしいと思います。
※1ᅠ2027年4月、「先端理工学部」から名称変更
※2ᅠ2027年4月、「瀬田キャンパス」から名称変更