広報誌「龍谷」2026 No.102

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People, Unlimited

政策学部政策学科2年生
坂本ᅠ達哉さん

京都で深まる国際共修の学び
協働を通じて育む相互理解

龍谷大学は、2024年11月にテンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)と、教育および学術交流を促進する覚書を締結。2025年1月にTUJが本学の深草キャンパス近くに新拠点、TUJ京都を開設し、距離もぐっと縮まったことから、言語や文化の違いを越えて、両大学の学生が学び合う「国際共修プロジェクト」が2026年5月よりスタートした。

坂本達哉さんは、中学・高校で生徒会長や部活動のキャプテンを務めた経験から、リーダーシップに磨きをかけ、コミュニケーション力も一段と伸ばしたいと、社会言語学を研究する村田和代ゼミを選択。ゼミ長にも立候補した。「国際共修プロジェクトは、京都にいながら世界各国の学生たちと交流できる絶好のチャンス」と、迷わず参加を決めた。

3か月間のプロジェクトでは、異文化交流の理論を学び、両大学の学生がディスカッション。日本語でも積極的に意見を述べるTUJの学生に触発されて、自分の考えを英語で伝えることにも挑んだ坂本さん。学びへの意欲も日に日に高まっていったという。最終課題は「ランチボックス(お弁当)」の企画開発。日本独自の食文化であるお弁当を多様な学生による混成チームで考案し、食を通じた異文化交流を形にするもので、両大学および本学政策学部出身の起業家・矢野龍平氏が経営するカフェ「CØ」での販売を予定している。

坂本さんのチームは、龍大生3人とアメリカ人、ドイツ人の計5人。メニューについて様々な意見を交わすなか、アメリカ人学生からはベジタリアンやビーガンにも配慮したメニューが提案された。「多様な人たちが食べるお弁当なので、宗教や文化、慣習なども考慮しなければならないと気づき、大豆ミートや豆腐などを取り入れることにしました」 

カフェ「CØ」で開催された企画発表会では、日本語と英語を交えてプレゼン。審査に携わった矢野氏から受けた、伝え方に関するアドバイスも学びになったという。

「このプロジェクトを通じて、国際交流ではそれぞれのバックボーンやスタイルを理解することが重要だと学びました。また、最終課題でチームリーダーを務めたのですが、物事の進め方や協働に対する価値観が異なり、まとめていくことに難しさを感じました。それでも一人ひとりに寄り添い、考え方を尊重しながらチーム間での相互理解に力を尽くす、自分が追求したいリーダー像を確立できたと思います。社会に出れば、国籍や文化の異なる多様な人たちと接していくことになるので、今回の経験を将来に活かしていきたいです」

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