学生活動紹介
(親和会 教育・研究助成・特別助成事業)

いろいろな分野で活動する
学生の皆さんを親和会は応援しています!

数多くの助成事業を行っている親和会。今回は、学生個人・団体による自主的な学修・研究活動等に 対しておこなう「教育・研究助成」と課外活動等に対しておこなう「特別助成」の利用実績をご紹介します。

親和会 教育・研究助成

2012年度初修外国語コンテスト

 2012年12月19日(水)、初修外国語コンテストが開催されました。 このコンテストは、親和会からの助成金によって、1999年に「第1回中国語暗誦・スピーチコンテスト」が開催されたのが始まりで、それ以来毎年12月に開催されています。2004年度からはドイツ語とスペイン語が、2006年度からはフランス語が加わりました。今年度は、4語種であわせて約250名が参加しました。

学生にとって、このコンテストは普段の学修成果を発表し、競い合う場となっています。各語ともに、1年次生と2年次生以上の部に分かれ、それぞれ成績優秀者には賞状と副賞が贈られました。
コンテスト終了後には、4号館地下ラウンジで、各語共同の表彰式兼懇親会が開かれ、クラスや学年、語種の垣根を越えて、学生同士が交流しました。会場は、コンテストの緊張感とは別に、和やかな雰囲気に包まれていました。  参加者のなかには、その後留学をめざしたり、学外のスピーチコンテストに出場する学生もおり、さらなるステップアップを促す機会になっているようです。親和会からの助成が皆さんの成長の一助になれば幸いです。

親和会 特別助成

東日本大震災を風化させないで!「私たちのパワーを届ける南三陸町へのボランティア、イオンモール京都での物産市開催」(経済学部松島ゼミ)

毎年たくさんの助成金申請がありますが、今回そのなかでもゼミ一丸となって、東北へのボランティア活動に取り組んでいる松島ゼミの皆さんの熱い想いをご紹介させていただきます。
この取り組みは、東日本大震災から1年以上経過しましたが、復興への道のりはまだ始まったばかりという現実を、実際に被災地へ行ってボランティア活動をし、現地で見て、聞いて、感じ、京都に戻り物産市の開催を通してたくさんの人へ伝えていきたいというものでした。何度も東北ボランティアへ行っている代表者の金秀聲さんを中心に、今回は、ゼミとして初めて大きな被害を受けた南三陸町へ行ってきたとのこと。ボランティアへ行ってみての感想を松島ゼミの金さん(代表者)と飯田さんにお伺いしました。

被災地へ行って良かったことは何ですか?
金さん「何度かテレビでは二次情報として見たことはあったものの、実際のすさまじい光景にショックを受けた。防災センターが骨組みだけ、枠組みだけしか残っていない状況を実際に目の当たりにして、人ごとではないと実感した。こういった現実を実際に行ってみて自分の目で再認識できて良かった。」
被災地へ行って気付いたことは何ですか?
飯田さん「計画を立てて臨んだボランティアでしたが、取材気分や軽い気持ちで来る人が多いために最初勘違いされてしまい、「何しに来たんですか?来られても困る」と言われ、行く前のやる気満々の気持ちが少し萎えてしまったと同時に、気持ちだけが前に行っても駄目なんだと感じた。」
衝撃的だったことは何ですか?
金さん「木の色が緑色ではなく紫色になっているところが津波が押し寄せた場所だと聞き衝撃を受けた。」
飯田さん「100メートル先にある病院から流れてきた注射器や点滴の器具に衝撃を受けた。」
最後に、これだけは伝えたいことを教えてください
金さん「知ってもらって思い出して貰いたいと思う!忘れないようにしたいと自分自身思うのと同時に、忘れないで欲しいが続いていけば、これからの支援やボランティアの原動力となるのでないかと思う。」
飯田さん「東日本大震災復興支援のためにボランティアへ行きたい気持ちはあったが機会が無かったので、今回の機会は理由付けになったことが良かった。被災地に行って忘れられない光景が、心に根づいている。いろいろな人達に伝えることで、その人達がふとした時に被災地が今どんな状況なのか関心を寄せて貰えたら、僕達がやってきた活動の成果であるかなと思う。」

「ここに住んでいた人達の気持ちを思い、心の整理を少しでもつけて貰えるようにという思いをもって作業に臨みました」と目を輝かせて代表者の金さんが話してくれました。彼らのボランティアにより想像以上に復興作業が進んだようで被災地の方々に感謝していただけたそうです。
 ボランティアから戻って開催した物産市に来てくださった方々へ被災地での様子を伝えたり、四条河原町に立ち募金活動もおこない、彼らはさらなる支援をおこなっています。気持ちも感心も薄れつつありますが、復興はまだまだ始まったばかりです。
 被災地を支援することは、地域を学ぶことでもありゼミとして有意義であったと皆さん実感されていました。小さな力でもがんばっていることを知り広がれば大きな力となるということ、松島ゼミのみなさんは今も現在進行形でがんばっています!そして、親和会はそんな皆さんを応援しています!

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