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経営学部

藤岡ゼミ
新しい経営で、次世代の担い手になる。
廃棄物に新たな価値を見出すワークショップを開催

2015.11.6廃棄物に新たな価値を見出すワークショップを開催

経営学部 藤岡ゼミ

10月1日のゼミでは、株式会社ナカダイから中台澄之さんをお招きし、同社の事業である廃棄物処理業の実際についての講義と、廃棄物を”ゴミ“ではなく”マテリアル“として新たな価値を見出すワークショップを行っていただきました。


ナカダイでは「使い方を創造し、捨て方をデザインする」という言葉のもとに、使われなくなったモノや中古品、また産業で出たありとあらゆる廃材、廃棄物をそのままゴミとして処理するのではなく、まだ使えるモノはそのままリユースし、金属部品などと特殊なモノはマテリアルとして新しい使い方を創造して再利用するといったリマーケリングビジネスを行っておられます。使われなくなったモノやマテリアルが生れ変わっていくビジネスモデルや取り組みはどれも私たちの知らない事ばかりでとても新鮮でした。2013年にはこうした一連の取り組みが高く評価され、グッドデザイン賞を受賞されています。

そして事業の説明をして頂いた後は、実際に中台さんが持ってきてくださった様々な種類のマテリアルを使ったワークショップ、題して「マテリアルカルタ」が行われました。


ワークショップでは、マテリアルが以前に何の部品として使われていたかなどの質問にグループごとに考えて発表していくというものだったのですが、用意してくださった50種類以上のマテリアルはどれも私たちの見た事のないものばかりで答えとなる考えを導き出すのは大変でした。

解答の発表ではマテリアルをよく観察し、良い発想ができたグループは正解にたどり着いていましたが、そうでなかった班はモノボケに逃げる結果となりました(笑)。


今回のお話やワークショップから私たちの発想や工夫次第で「あるモノ」から他の使い方や価値を創造できるのだと強く感じました。


藤岡ゼミでは、これから廃棄されるみかんの皮や摘果みかんの用途開発とプロモーション活動の企画・実施という課題に取り組んでいきますが、その過程でも固定観念に捉われない柔軟で自由な考え方を大切にしていきたいと思います。
中台さん、このような貴重な経験をさせていただきありがとうございました。