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挑戦~from.Ryukoku~ vol.80 柏原健太朗さん

Introduction

皆様、「スポーツチャンバラ」をご存知でしょうか。チャンバラと聞くと、子供の頃の遊びを思い浮かべるでしょう。そのチャンバラをスポーツにした、とても熱く激しい競技がスポーツチャンバラ。今回は、スポーツチャンバラサークルの創設者であり元代表、柏原健太朗さん(経済学部3年生:上宮高校卒)にお話を伺いました。

スポーツチャンバラについて知らない人も多いと思います。どんな競技なのか教えてください。

剣道のような、フェンシングのような。全く新しいスポーツです。剣道と違って、面や胴に当てるのではなく、体のどこに当ててもいいルールです。そして、扱う武器は小太刀、二刀流、盾、槍など10種類以上の種目があります。

スポーツチャンバラサークル設立のきっかけを教えてください。

設立は僕が大学1年生の時、約2年前です。新入生としていろいろなサークルを見ていましたが、「新しく何か始めたい」という思いがあり、サークルの立ち上げを考えました。「“始めやすいもの”、そして”スポーツ”をやりたい」と考えていた僕は、当時、京都産業大学で既にスポーツチャンバラサークルがあったこともあり「コレだ!」という思いで立ち上げを決意しました。1人で立ち上げたので、当初はメンバーが僕一人。そこから3人が加わり4人に。2年生の春に、体験会などの新入生歓迎会イベントやビラ配りをして人数が増え、現在は25人も所属するサークルに成長しました。

サークルの活動内容を教えてください。

毎週火曜と木曜日の午後5時〜8時に2号館で練習を行っています。各個人で好きな競技を練習しています。ちなみに僕は小太刀です。素振りや打ち方など、練習メニューは剣道に似ています。メンバー全員が温かく、仲が良いサークルです。僕にとって、行けば心が休まるような、そんな憩いの場でもあります(笑)

今年の全国大会で3位に輝いた選手もいると伺っています。

僕らのサークルが参加する大会は、年に大きく3回あります。7月の関西大会、10月の全国大会、そして12月の近畿大会です。個人戦と団体戦があります。去年の全国大会新人戦(個人戦)では、女子の二刀流で1位を獲得。今年は同じ選手が、全体で1,000人程の規模の全国大会で3位に輝きました。

サークルを設立してこれまで、大変だったことはありますか。

一年目が一番大変でした。人数が少ないので練習メニューも限られますし、知名度も低かったので、他校との練習なども行えないことも多かったです。なので大会やイベント、練習会やBBQイベントなどで、僕自ら他大学のスポーツチャンバラサークルに足を運び関係を深めていきました。そこからメンバーも増えていき、練習場所の確保など新しい問題が出てくると思います。メンバー全員で話し合って、これからもより良いサークルにしていきたいです。

設立からこれまで、嬉しかった出来事はありますか。

今年の7月に部長の交代式を行ったのですが、そこで後輩からサプライズをされたことが嬉しかったです。これまで何かに本気で取り組んだことがなかった僕ですが、このサークルの運営は一番努力しました。結果的に龍大のスポーツチャンバラサークルは知名度も上がり、大会で入賞する選手も出てきて嬉しいです。

これから、どんなサークルにしていきたいですか。

今は個人戦だけの入賞なので、2、3年後には団体戦でも上を目指していきたいです。そしてサークルではなく部活動にして、もっと練習しやすい環境にするなど、活動の幅も広げていきたいと考えています。

最後に一言お願いします。

スポーツチャンバラは、これまで運動したことがない人や初心者でも、気兼ねなく始めることができます。興味があれば是非、スポーツチャンバラを一緒にやってみませんか。

【取材・記事】
高橋 正道(文学部3年)

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