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HOPE! 龍大生なう。vol.87 河合祐樹さん

Introduction

龍谷大学の深草キャンパスがある伏見区は、お酒の街と呼ばれていることをご存知ですか?水がきれいな伏見区は、日本酒の酒蔵がとても多いのです。ところで、皆さんは「日本酒」に対してどのようなイメージをお持ちですか?「辛い」「高価」というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。しかし、そのイメージは違う……そうです。
詳しいお話を聞くため、今回は、今年の4月から大学公認のサークルとなった「日本酒文化研究会 TASHINAMI(たしなみ)」の代表をされている経営学部3年生の河合祐樹(かわい・ゆうき)さん(京都府立桃山高等学校卒業)にお話を伺いました。
(※満20歳未満の方の飲酒は、法律により禁止されています。本記事は満20歳未満の方の飲酒を推奨するものではありません。)

まず、「TASHINAMI」について教えてください。

日本酒文化研究会TASHINAMIは、「若者に日本酒の良さを知ってもらいたい。」をコンセプトに活動しています。特に、ここ龍谷大学 深草キャンパスがある伏見は日本でも有名な酒処の1つです。ですがここ近年、日本酒の消費は落ち込んでいます。こんなに良いお酒が身近にあるのに、知らないのはもったいない!そんな思いから、始まりました。
これまでは、試飲会イベントをおこなってきました。酒造の方をお招きし、お酒の知識を教えていただく勉強会や講師の方をお招きした際は、飲み方を教えていただくなどを行いました。その際に、「和らぎ水」というものを教えていただきました。日本酒はチューハイをはじめとする身近な缶飲料に比べて、アルコール度数が高いため、お酒と同じ量のお水を飲むことで、酔いを軽減することができるというものです。こうすることで、「悪酔い、深酔い、二日酔い」などを防止することができます。これは、講師の方も酒造の方も推奨されている飲み方です。

このサークルは経営学部の秋庭ゼミと関係があると伺ったのですが…

この「TASHINAMI」は、今年の4月にサークルとなりました。それまでは、同好会として活動していました。確かに、秋庭先生に顧問をしていただいていたり、先生が企画のお話をもってきてくだったりしていますが、あくまで秋庭ゼミはきっかけや母体に過ぎません。なので、秋庭ゼミ以外の経営学部の学生さんや、他学部の学生さんでもいっしょに活動することはできます。今は、経営学部の他に経済学部、文学部、法学部の学生が所属しており、1回生から3回生まで、計22人で活動しています。
1回生や2回生には20歳未満の人もいます。そうしたメンバーからは日本酒の商品開発がしたい、日本酒に関してさまざまなことができるという「TASHINAMI」のウリに惹かれたからなどという声を聞いたことがあります。「TASHINAMI」では、今後、このような活動もしていきます。

おすすめのお酒を教えてください。

あくまで、個人的な意見ですが、アルコールが苦手な方でも飲みやすいのは、滋賀県にある「萩乃露(はぎのつゆ)」さんの「双子座のスピカ」というお酒です。このお酒は、ワイン?のような雰囲気で、レモン?に似た甘酸っぱさがあり、飲みやすいのが特徴です。私含め、4人で1本を空けたのですが、30分足らずで無くなってしまいました。とても飲みやすいのですが、度数が10%と日本酒としては低めで、身近なアルコール飲料よりは高いので、とても危険ですね(笑)
もう1つ、日本酒に入るきっかけとおすすめしたい、面白いお酒があります。それは、ここ伏見区にある「月桂冠」さんの「プラムワイン」というお酒です。お名前にワインと入っているので、日本酒ではないのかもしれませんね(笑)プラムなので、梅酒のようなものを想像された方も多いとは思いますが、梅酒とは異なり、梅の果汁に含まれる糖分をアルコールにして造られたお酒です。どちらも、初めて日本酒を飲むという方にもおすすめしたい品です。

最後に読者の皆さまにお伝えしたいことと、将来に向けた思いをお聞かせください。

「日本酒はおいしい。」ということを伝えたいです。私自身も、最初から日本酒のことを知っていたわけではありません。初めて日本酒の飲み比べ会に参加したときに、日本酒がとてもおいしいと知りました。それと同時に、日本酒の良さを知らないことがもったいない、と思いました。なので、ぜひ試飲会に参加してみてほしいと思います。中には、抵抗がある人もいるかもしれません。ですが、挑戦していただきたいと思います。そして、皆さんが思っている以上に、日本酒は美味しいです。このことを多くの方に知っていただきたいと思います。

【取材・記事】
門井 理紗(国際学部3年生)
林 天紗 (法学部2年生)
【写真】
門井 理紗(国際学部3年生)

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