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HOPE! 龍大生なう。vol.88 水嶋悠太さん

Introduction

皆さんは、大学院に進んだ龍大生たちがどのような活動をしているのかご存知ですか?
大学院生のイメージと言えば、研究に没頭している、というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。今回は農学部から大学院に進み、多方面にわたって活躍している農学研究科 1年 水嶋悠太(みずしまゆうた)さんにお話を伺いました。

まず、大学院でどのようなことを研究されているのか教えてください。

プロジェクトで、イシクラゲの研究をしています。イシクラゲとは、陸棲のラン藻類で、よく小学校の校庭にいた乾燥わかめみたいなものです。このイシクラゲが、滋賀県長浜の一部地域で食べられていたとの資料があり、栽培方法を確立し商品化することで、地域活性に繋がるのではと研究を始めました。農学研究科1期生なので、本当にいちからの研究です。また、商品化するために農学部4学科連携で行っている唯一の研究でもあります。どのような方法で育てるのが最適なのか、フラスコの中で育ててみたり、シャーレーの中で育ててみたり、外で育ててみたりと、条件を変えて研究しています。イシクラゲには、様々な機能性成分が含まれていて、例えば、抗酸化作用や血中コレステロール値の上昇抑制作用や、がん細胞の増殖抑制作用、保湿作用などがあります。イシクラゲを商品化して、滋賀の自生地で育てて売ってもらい地域を活性化させることが、私たちの最終目標です。

水嶋さんはプレゼン龍というサークルの元会長とお伺いしていますが、そこではどのようなことをしていたのですか?

この団体は、龍谷大学の起業家精神醸成にむけた活動をする団体です。主に、毎年11月〜12月に開催される大学発学生ベンチャーの発掘・育成を目的とした「ビジネスプランコンテスト」の準備をしていました。チラシを作ったり、広報の仕事をしたり、誰が運営や司会をするのか決めたりなどです。このコンテストの審査基準は、・実現可能性・完成度・新規性です。私が見た中で、印象に残っているビジネスプランは、タイのチャーリーさんが作っているタイコーヒーを日本で売ろう、というものです。これは今年実際に起業しました。龍谷大学生なら誰でも参加できるので、皆さんもぜひ挑戦してみてください!

学外では、かくしかLab.という団体の運営にも携わっているとのことですが、どのようなことをされているのですか?

「かくしか」ってなんだ?って思いますよね。これは、「とにもかくにもかくかくしかじか」という意味です。かくしかLab.では、絵を描くのが好きな人が集まる場所、描きたい人に教えてくれる場所、絵を描く人のコミュニティの場所を提供しています。毎月1回イベントを開催していて、15人くらい人が集まります。知り合いの先輩がグラフィックレコーディングをしているのを見て興味を持ったのがきっかけで、かくしかLab.に足を運びました。そしてそのまま運営に誘われたという感じです。自分たちに無理のない運営をモットーにしていて、オープンスペーステクノロジーという手法を使いイベントを運営しています。これは、参加者が自ら発表してくれるので、運営側も学べるし、毎回同じ内容をせずに新しいことや色々な話が聞けて、モチベーションが上がります。こちらもぜひ、皆さん来てみてください!

(かくしか Lab.公式Facebook)
https://www.facebook.com/events/412462432712464/?ti=icl

水嶋さんの今後の目標を教えてください。

1つのことだけをやるのではなく、たくさんのことに挑戦したい人間なので、これからもそれが出来る状態でいたい、かつそれが出来る人になりたいと思っています。「プレゼン龍」や「かくしかLab.」で運営をしたことをこれからも生かしていけるように、運営ファシリテーションについて学びたいと思っています。発言しやすい環境を作り、いる人がより快適に、場を回せる人になりたいです。そして、自分でやりたいなと思ったイベントを開催していきたいです。

【取材・記事】
門井 理紗(国際学部3年)
倉田 栞里(経営学部3年)
【写真】
倉田 栞里(経営学部3年)

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