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HOPE! 龍大生なう。vol.90 グェン・チャン・ゼィ・フォンさん

Introduction

龍谷大学には色んな国の留学生が多く在籍しています。今回はベトナムからの留学生、国際学部3年生のグェン・チャン・ゼィ・フォン(Nguyễn Trần Diệu Hương)さんに話をうかがいました。リアルな留学事情が聞けた楽しい回になっておりますので、ぜひ最後までお付き合いください。

留学先に日本・龍谷大学を選んだ理由はなんですか?

一番の決め手は留学費用の安さです。ベトナムからの留学先の中で日本は費用が安い方なのですが、中でも龍谷大学は特に費用負担が軽いこともあり決めました。それと、その時ベトナムで日本語を勉強するのが流行っていたんです。自分の英語ともう一つ言語が話すことができれば就職に役立つなと考え、高校生のときにベトナムで「はなみ日本語センター」という塾に通っていました。勉強するうちに日本に興味が出てきたので留学を決め、日本に来ました。留学で日本語を頑張って一人前になったら、ベトナムで就職しようと思っていたのですが、今では日本で就職したいと考えていて、就職活動を頑張っています。京都で観光の仕事に就けたらいいなと思っています。

1月ということで、ベトナムのお正月はどんな感じですか?

ベトナムには年に一回、お正月に帰国しています。新暦の休暇期間は毎年変わるのですが、今年は1月25日です。学生も社会人もみんな一週間から10日間くらい休みが取れて、旧暦の25日から美味しいものを作って神様に差し上げます。そのあとはお菓子とかを買ってお正月の準備をします。仏壇を綺麗に飾り付けたりもします。0時になり新しい年になると、神社に行きます。そして旧暦の1月1日は、 その人の年齢によって外出できない人がいます。どの年齢の人が外出できないかは毎年変わります。そして、ベトナムでは新しい年になってから初めて家に来る人の年齢を大切にしています。両親の年齢と家に来る人の年齢が合わないと、その年は経済的に良くないことが起こると信じられています。その年齢のことを計算する本が各家庭に一冊はあります。

昔は親戚同士で連絡を取り合って調整していましたが、最近は私の家ではあまり気にしていません。計算するのも面倒くさいですし、放っておいても初日に来る人はきっと私たちに縁のある人だろうということで。そして、金魚を神様に祭ります。金魚は大体3匹で1セットです。それは金魚に乗る神様が3人いるからです。神様がその金魚に乗って、この一年、この家族にどんな出来事が起ったのかをご先祖さまに伝えにいき、そして大晦日に帰ってきます。

ベトナムと日本のいいところをそれぞれ教えてください。

人間関係が日本よりも良好だと感じます。日本人はプライベートと仕事を分けているイメージですが、ベトナム人は会社に入ったら、会社の人たちはみんな家族だと思っています。日本は上司と部下ではっきり分かれています。ベトナムは働きやすい環境が多いです。日本はなんだか厳しいな…と思います。

日本のすごいところはコンビニですね!ほとんど毎日コンビニでご飯を買っています。コンビニはどこにでもあって、何でも揃って便利で素晴らしいと思います。私がベトナムにいた頃、コンビニはなかったですが、最近はベトナムにもコンビニができたのです。

あとは…紫やピンクなどの髪の毛のおばあちゃんがいるのがカルチャーショックでした!ベトナムのおばあちゃんはみんな地味です。(笑)

最後に、読んでくださった方にコメントをお願いします。

もっと恥ずかしがらずにアジア系の留学生とコミュニケーションを取っていただけると嬉しいです。私たちは英語も話せますし、龍谷大学に入るために日本語の試験を受けているので、しっかり日本語は身につけてきています。ですから気軽に話しかけてください。留学生はみんなと話したい、日本のみんなと仲良くなりたいと思っています。

【取材・記事】
門井 理紗(国際学部3年)
倉田 栞里(経営学部3年)

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