龍谷大学

370周年記念事業

国際学術講演会「目覚めゆく心の平和・世界の平和」開催報告

2009年6月4日(木)及び6月8日(月)の2回にわたって、人間・科学・宗教オープン・リサーチ・センター主催の国際学術講演会「目覚めゆく心の平和・世界の平和」が開催されました。

第1回は「世界の中の念仏:無碍の一道」と題して、オレゴン大学の海野マーク准教授を講師に招き開催いたしました。海野氏は東アジア宗教、特に親鸞と明恵の研究者であるとともに、河合隼雄氏のユング心理学にも深い理解を有する方で、念仏者の無碍の一道がどのような世界であるのかについて講演をいただきました。


第2回は「心の平和、世界の平和:その究極的変容」と題して、精神科医でテキサスA&M大学教授のデイヴィッド H.ローゼン氏を招聘し開催いたしました。ローゼン氏は全米を代表するユング心理学分析家であるとともに、仏教や日本文化に深い理解を持っておられる方です。


講演においては、「人間一人ひとりが心の平和を体得していくことによってはじめて、夫婦、家族、地域、国家、ついには世界の平和を構築していくことができる」と指摘された後、心の平和には「ユーモア、優しさ、忍耐、遊ぶ心、宗教的意義」が大きな役割を担うことを示されました。


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