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農学部

農学部 1期生チーム
食の循環を体現し、問題の本質を見抜く。
【ナス】収穫編

2016.12.05【ナス】収穫編

農学部 1期生チーム

ナスを定植してから約2か月。畑にはナス畑が広がっています。そのたくましいナスの草原をかき分けると・・・プリッとしたナスが姿を現しました。
そのナスをハサミでチョキン。そして付け根ギリギリをもう一度チョキン。これで収穫完了です。ナスの刺にさえ注意すれば、何ら難しいことはありません。あとはひたすら早朝に400本もの株からナスを収穫するだけです。


この作業、楽しいと思いますか?


これが案外楽しいんです(笑)


毎回40~50㎏を一本一本収穫する地道な作業でも、自分らで植えた作物を自身で収穫するという喜びが湧き出てきます。しかし一般的には、傷がついているものや形が崩れているだけで商品価値はなくなり、廃棄されるそうです。
なんと、私たちが収穫したナスの3つに1つもこれに該当しました。


背景を知ると、安易な食べ物の廃棄はためらわれます。日本では年間で1800万トンもの食糧が廃棄されており、そのうち1000万トンが家庭から出ているといわれています。私たちが普段口にしている食糧は、厳選された贅沢なものであるという認識が広まれば、この問題は少しでも改善されるのではないでしょうか。


ちなみに私たちは廃棄したナスは堆肥にしています。
堆肥化についても、いずれ記事を投稿しますね。


こんなことを考えながらの収穫でした。
次回は「【ナス】-そもそもナスって何?-」です。


水嶋 悠太(明治学園高等学校卒業)