キズナノートとは、龍谷大学を巡るノートです。「龍谷大学にいる人に聞いて意味があるもの」「書きやすいこと」「のちに、読み返して意味のあるもの」をコンセプトに、25種類のテーマをつくりました。表紙に書かれているテーマに沿って1ページ書いて、龍谷大学にいる身近な人に渡していきます。友人に限らず、教職員、学内を歩いている人でもOK。そんな大学関係者の絆でつながった、個性豊かな1冊のノートがキズナノートです。
企画を計画してからノート配布がスタートするまでの期間が短く、ノートの作成期間、配布期間、製本期間とスケジュールを調整するのが大変でした。私は4年生なので、就職活動と並行しての参加でしたが、やり遂げることができて満足しています。
例えば、有名なアーティストの東京の武道館でのライブには行かないけれど、龍谷大学へ来るのなら行こうかなというタイプが多いように思います。言い換えるなら「努力は最小限に」だったり、「自分でやれる範囲はするけれど、積極的に活動範囲は広げたくない」という学生さんが多いような気がします。
本当に消極的だというのならノートに自分の思いを書かないと思うのです。「面倒くさい」ことですから。でも回収率を見ると、そうでもない。キズナノートをまとめた解体新書も、配布を始めたとたんに、どんどんなくなっていきました。きっかけを与えてあげれば積極的に行動を起こす力はあると思います。こちらから面白いものを投げかければ、きちんと返してくれる。真面目なんだと思います。「解体新書」が10年、20年後読み返して当時の気持ち、今の自分はどう変わったか? を感じられる自分だけのバイブルになればと思います。