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政策学部

谷垣・金 南京PBLプロジェクト
自然資源と地域社会の共存・共生を実現する。
琵琶湖博物館シンポジウム

2015.12.14琵琶湖博物館シンポジウム

政策学部 谷垣・金 南京PBLプロジェクト

12月13日、滋賀県の琵琶湖博物館で開催された「第6回琵琶湖地域の水田生物研究会」に参加しました。そこで、私たちは、夏休みに実施した中国南京大学金陵学院の学生との協同調査についてポスター発表を行いました。


研究会の第1部では「生きもの米の生態学的・社会的戦略―スーパースターはいなくても」というテーマで、生物多様性に配慮したお米に関する講演が行われました。「大野ダルマの大合唱」「たかしま生きもの田んぼ米」などのプロジェクトに取り組む方々の経緯や実際の課題、成功した秘訣等を聞くことができました。希少生物がいなくても、人間と生物のストーリーは、どこにでもいる生き物から見出すことができます。まさに「スーパースターはいなくても」いいのだと感じました。
第2部では「田んぼの生きものの生きざまを見よ」というテーマで、学生・地域団体・研究者などの様々な立場から研究発表が行われました。生物多様性は生産と生活に欠くことのできない自然の恵みを産みだす源泉であるということの重要性に改めて気づかされました。


今回のシンポジウムは、今後の京丹後での私たちの活動に生かせる大変興味深い内容でした。参加者も学生から研究者まで多様で、情報交換や交流、人脈のきっかけづくりにもなっていました。ポスター発表でも学外の様々な方から、私たちのプロジェクトに対するコメントを頂くことができました。今後も、このような場での学びの機会を利用して学びの視野を広げてゆきたいです。