2017.11.20「ライフヒストリー」聞き取りでジモトの魅力を再発見
社会学部 社会共生実習「大津エンパワねっと」
大津エンパワねっと10期生は後期の活動に入りました。私たちは、JR大津駅と京阪浜大津駅の間に広がる大津市中央地区の《内の魅力》を地域の人と共有するという目標を立て、ジモトのいろんな立場の方の「ライフヒストリー」を聞き取る活動をしています。
大津中央には、数多く残る町家・神社仏閣・江戸時代初期からの深い歴史など、外から見えて既に発信されている多くの魅力があります。私たちはそれを《外側の魅力》と名付けました。ところがそれに対して、地元に住んでいる・関わっている人の暮らしに隠された《内の魅力》は十分に発信されていないようです。実にモッタイナイと感じます。
きっかけは自治連合会会長さんとの対話でした。その中で、「自分たちの暮らし」「人の魅力」に着目しては、という貴重なヒントをいただきました。
そこで、社会学部で学ぶ「ライフヒストリー」という調査手法を応用することにしました。
昔から何世代もの間ここに住んでいる人、最近移住してきた人、商店街に携わっている人、まちづくりに関わっている人…。そんないろんな立場の方がどのように大津中央を見ているのか、大津中央のどこに魅力や不便さを感じ、どんな思い出があり、どうやって生きているのか。ツテをたどってインタビューし、その成果を地元の皆さんに向けて発信しながら共有していくというのが、後期の活動予定です。広報誌などに掲載するだけでなく、イベントを開催して内の魅力共有の場を作ることを考えています。