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文学部

打本弘祐ゼミ
聖教を抱えて、臨床現場に飛び出せ
聖教を抱えて、臨床現場に飛び出せ

2017.07.28聖教を抱えて、臨床現場に飛び出せ

文学部 打本弘祐ゼミ

文学部真宗学科の打本ゼミでは、伝道学として医療福祉における宗教(者)の役割を学ぶため、ビハーラ活動を取り上げます。ビハーラ活動とは、み仏に願われ護られたいのちの尊さに気づき、孤立した人々の心と心をつなぐ活動です。私たちはビハーラ活動の基盤となる仏教・親鸞の思想の基本的な考えを学び、あそかビハーラ病院にて研修させていただきます。私たち一人一人が、他者(患者)の老病死の苦悩に向き合う人から学び自らの命の思索を深めるために取り組んでいきます。

打本ゼミの講義では、『患者のこころを支えるために―ホスピスとビハーラおける宗教的援助の試み』というテキストを読解しました。病院の歴史を通して医療と宗教との深い関わりをまとめ、心の痛みである、スピリチュアルな痛みをどのように緩和し援助していくのかをレポートにしました。これから求められることになる事を質疑応答にて全員で考えました。

ホスピス、ビハーラの各施設(病院)の、宗教性を残しつつも穏やかな宗教に関わる施設(病院)が必要であるという意見が多く出されました。

今後の主な活動スケジュールは以下の通りです。

月/日活動内容活動場所
毎週木曜4講時ゼミ形式(文献読解)大宮学舎北北黌101
8月29日 あそかビハーラ病院1日研修 あそかビハーラ病院
9月11日あそかビハーラ病院1日研修あそかビハーラ病院

後期に大宮学舎にて、森田敬史氏(長岡西病院常勤ビハーラ僧)を招き講演会を開きます。私たち打本ゼミ主催のもと、どなたでも参加できるように公開講座とする予定です。新たなご縁としてたくさんの方に参加していただければと思います。日程と詳細につきましては、後日掲載いたしますので楽しみにお待ちください。

平木 顕(佐賀龍谷学園龍谷高校卒業)
柳田 慶慈(山口県立光丘高校卒業)