修景事業のコンセプトについて

既存の資産を活かす

既存建物の利用、既存植栽盛土の活用、樹木の敷地内移植による緑地の再整備など、歴史を刻んできた深草キャンパスの建物・地形・緑を最大限利用し、キャンパス風景を再構築しました。

学生の憩いの場所を作る

キャンパス内に様々な性格を持った場所を配置することにより、学生間の相互交流を促し、学生の活動に配慮した充分なサポート環境を整えました。

また、講演や発表など学生たちの活動の舞台となるステージを持つ、リング状屋根に囲まれた芝生広場を中心に、樹林(情報掲示・カフェ施設)・図書館前エントランスデッキ・情報ラウンジ・ベンチ・緑地などでキャンパスライフを支えます。

キャンパス内のバリアフリー化

既存の地盤レベルを活かしながら、全体を緩やかな傾斜面で再構成することにより、すべての場所がバリアフリーとなりました。また、交流の場を多様にすることで、キャンパス内の活性化を目指しています。

明るく、緑溢れるキャンパス

豊かな既存の緑を移植して残すとともに、緑地や芝生エリアを増設しました。落葉樹を取り入れること、また枝垂桜など、京都らしい四季折々の木々草花を加えることにより、校舎の赤レンガが映える多様な景観を演出しています。

環境への配慮

雨水利用、太陽光発電の採用、リサイクル材を使用した透水性平板を構内舗装ベースに用いることによる輻射熱の軽減など、エネルギー消費を抑え、これからの大学キャンパスを見据えた地球環境への配慮を積極的に行っています。