文部科学省特色GP採択事業龍谷大学短期大学部オープンカレッジ「ふれあい大学課程」発表会・記念講演会(12/12)を開催しました。
12月12日、呉竹文化センター(京都市伏見区)で「ふれあい大学課程」発表会・記念講演会を開催しました。
この発表会では、知的障がい者と本学短期大学部の学生が共に学びあうことを目的にした「ふれあい大学」での日頃の学習成果を発表しました。芝居発表では「ふかくさ版『陽気な地獄の仲間たち』」を「ふれあい大学」の受講生と本学学生や教員が熱演し、舞台から一体感が伝わってきました。
ふれあい大学生を学生がサポートして舞台を盛り上げた
若原副学長をはじめとした先生方も出演
記念講演会は、「明日を信じて」と題して元広島カープの選手で現在はプロ野球解説者の衣笠祥雄氏にご講演をいただきました。衣笠氏は、プロ野球選手として数々の輝かしい結果を残され、国民栄誉賞を受賞されました。しかしその裏には、素振りをはじめとした基本練習を重視した努力の積み重ねや、コーチ、チームメイトとの出会いがあったこと、その中で自分の野球に対する考え方が変わり結果につながったことなどを話されました。努力の大切さが伝わったのはもちろんのこと、様々な野球を通じての出会いの話も興味深く、「一期一会」の大切さを改めて感じさせていただきました。
音楽発表では、「TSU・NA・GU~つなぐ~」をテーマに、グループごとに歌や楽器演奏、詩の朗読など、総勢69名もの音楽クラス受講生がそれぞれの個性を放っていました。昨年大流行した「千の風になって」などの曲も披露されました。客席からは手拍子や歌を口ずさんだりと会場全体が盛り上がり、アンコールでは短期大学部教員も舞台にあがり「手のひらを太陽に」を歌い、盛況のうちに終了しました。
“生まれてきたこと”“出会えたこと”への感謝を込めて「おめでとうのうた」を歌った
会場から熱い拍手が送られる中幕を閉じた
- 実施したイベントの成果
この催しを実施することで、日ごろ学生が、知的障がいをもつ受講生と共に学び、創り上げてきた学習成果を学内・地域に還元し、共有化を図ることができました。 - 今後の事業への反映
2006・2007年は特色GP採択事業として進めてまいりました。 来年度以降はこの2年間の実績を踏まえ、より多くの地域の方々に参加して頂けるように、更に充実した取組にしたいと考えております。 - 参加された方の人数と業種
地域の方(約150名)
地域の学校関係者(約30名)
学生(約300名)
主催/龍谷大学 短期大学部
後援/平安中学校・平安高等学校 京都市伏見区役所 京都市伏見区社会福祉協議会