文部科学省特色GP採択事業龍谷大学短期大学部オープンカレッジ「ふれあい大学課程」発表会・記念講演会(12/13)を開催しました。
12月13日、呉竹文化センター(京都市伏見区)で「ふれあい大学課程」発表会・記念講演会を開催しました。
この発表会では、知的障がい者と本学短期大学部の学生が共に学びあうことを目的にした「ふれあい大学」での日頃の学習成果を発表しました。芝居発表では「ふかくさ版『くもの糸』」を「ふれあい大学」の受講生と本学学生や教員が熱演し、舞台から一体感が伝わってきました。
ふれあい大学生を学生がサポートして舞台を盛り上げた
若原副学長をはじめとした先生方も出演
記念講演会は、「映画『典子は、今』-あれから25年、今を大切に生きる―」と題して映画「典子は、今」に主役として出演された白井のり子さんが講演をされました。白井さんの生立ちや映画出演までの経緯、撮影でのエピソード等、言葉をかみ締めるように丁寧に話をされました。その中で、今を精一杯生きることの大切さ、何気なく発した言葉が刃となって人を傷つけたり、逆に「大丈夫、大丈夫だから」というちょっとした言葉に支えられ生きてこられたという話には、いろいろと考えさせられました。
手話による同時通訳も行なわれた
音楽発表では、グループごとに歌や楽器演奏、詩の朗読など、総勢63名もの音楽クラス受講生がそれぞれの個性を放っていました。客席からは手拍子や歌を口ずさんだりと会場全体が盛り上がり、フィナーレは全員で合唱し、アンコールでは短期大学部教員も舞台にあがり、盛況のうちに終了しました。
フィナーレでは全員で「世界に一つだけの花」を歌った
会場から熱い拍手が送られる中幕を閉じた
- 実施したイベントの成果
この催しを実施することで、日ごろ学生が、知的障がいをもつ受講生と共に学び、創り上げてきた学習成果を学内・地域に還元し、共有化を図ることができました。 - 今後の事業への反映
今回は、記念講演も含めて主催者側のプログラムで進めさせていただきましたが、次回は地域の方と一緒に作り上げる催しにしていきたいと考えています。 - 参加された方の人数と業種
地域の方(約110名)
地域の学校関係者(約15名)
学生(約300名)