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経済学部

神谷祐介ゼミ
世界と戦い続ける、経済学を武器にして。
国際協力を身近にする。

2016.07.28国際協力を身近にする。

経済学部 神谷祐介ゼミ

フェアトレードという言葉をご存知でしょうか。生産者と公平な貿易をする仕組みで、不公平を解消するための解決策です。この仕組みは、例えば「コーヒー1杯330円のうち、コーヒー農家に支払われるのはわずか3~9円である」、というような「事実」が明らかになったことで生まれました。しかし、私たちは、その背景に、安価な価格を実現するための児童労働が存在していたという新しい問題を「知る」こととなりました。そして、事実を知ってもらうために、昨年度の夏、演劇ワークショップを行いました。途上国に日本人留学生が転校してきた設定の下、給食が毎日出されることが当たり前でないことや、大人でも重く危険なレンガ運びの仕事に子どもが従事しているといった途上国の事実の一部を疑似体験してもらいました。
私たち神谷ゼミは「知る、考える、行動する」をモットーに活動しています。このサイクルは「知る、考える、行動する、そしてまた知る、考える…」と絶えず繰り返されます。世界には様々な問題が存在し、その問題の先に新たな問題が潜んでいる限りこの活動のサイクルは止まることはありません。
私たちは「知らせる」ことが国際協力の1つの形だと考えています。関心を持ってくれたのは1人かもしれません、しかし、その「1人」が活動1つごとに増えれば、いずれ波紋のように広がるはずです。「世界を変える」、その一歩は知ってもらうこと。「国際協力×○○」、この○○に身近で好きなことを当てはめてみます。みんなの「身近で好きなこと」を題材にすれば、新たな視点で多くの人に国際協力を知ってもらうことに繋がると考えたのです。


7月30日のオープンキャンパスにぜひ足を運んで触れてみてください。「身近で好きなこと」を集めました。例えば、カードゲームの神経衰弱から世界の問題を知るアイテムなどがありますよ。
国際協力への入り口はわたしたちの周りにたくさん存在しています。


森野 未来(大阪府立芦間高等学校卒業)