challenger27

短期大学部

阪口春彦ゼミ
世界を変えられる自分に変わる。
戦争を通して命を考える

2017.10.04戦争を通して命を考える

短期大学部 阪口春彦ゼミ

9月27日水曜日、NPO法人ブリッジ・フォー・ピース代表の神直子さんによる命について考える講義が行われました。様々な視点から考えることのできる命というテーマですが、今回は第二次世界大戦後期に勃発したフィリピン戦を軸に命について考えました。

お話をして下さった神さんは、2004年から「過去の戦争を知り、未来のかたちを考えるきっかけをつくる」ことを目標に、戦争体験者のメッセージをビデオとして記録して複数の国で上映するという活動をされています。実際に映像を観たときは衝撃的でした。戦争を知らずに生まれてきた私にとっては、どのお話も非現実的で信じられない気持ちでした。改めて、「生の声」を聞くことの大切さを感じました。

体験談を聞いていく中で最も考えさせられたことは、「生きること」についてです。フィリピン人が家族の命を守ったこと、日本軍が生きるために様々な命令に従ったり、現地の食料を奪ったこと。

酷く悲しい戦争の中、きっと誰もが大切な人のために自分や人の命を守ろうと必死だったと思います。戦争はこうした人情さえも一瞬で恐ろしいものに変えてしまうのだと思いました。そして、数々のメッセージから「戦争は絶対に起こしてはならない」という、戦争体験者の方の思いが強く伝わってきました。これからを生きる私たちの世代が、この思いを引き継ぎより良い社会を作っていかなければならないと強く感じました。

岡 亜弥音(明浄学院高校卒業)