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法学部

中島琢磨ゼミ
戦後日本外交に関するリサーチ
文学部嘉戸ゼミとの合同ゼミ(1)(6月9日)

2017.09.28文学部嘉戸ゼミとの合同ゼミ(1)(6月9日)

法学部 中島琢磨ゼミ

ここ数年、中島ゼミは文学部歴史学科の嘉戸ゼミと合同でゼミを行っています。先生たちの研究分野が近いゼミ生が集まり、互いのゼミの代表者の報告を聞き、質疑応答を通じて、相手のゼミ生の新たな価値観に触れることを目的としています。今年は6月24日土曜日に大宮キャンパスで行いました。

今回中島ゼミからは、倉田君が「中国との対立と協調」について、四宮君が「皇室典範と皇位継承問題」について、ゼミを代表して発表しました。

6月9日のゼミでは、倉田君、四宮君の報告を全員が聞き、質疑応答を含めたディスカッションを行い、内容を深めました。倉田君の報告では、まずアジアにおける連携の動きとして、中国の「一帯一路」計画、AIIB(アジアインフラ投資銀行)、SCO(上海協力機構)、ユーラシア経済連合を中心に紹介し、そのうえで、中央アジア、ロシア、中国の天然資源に関する説明を行いました。

続けて中国の経済活動や、現在アジア諸国内で発生しているさまざまな摩擦について取り上げた後、最後に欧州連合との比較から、東アジアの統合の可能性に対する慎重な評価が述べられました。四宮君の報告では、皇室典範の内容の整理と、皇位継承をめぐる憲法や国際条約上の論点・学説の紹介を行った後、皇位継承に関する諸問題と今後のあり方について検討しました。

ゼミ活動の後、今回中島ゼミを代表して発表する四宮君は「他学部のゼミ生がいる中で報告するのは初めてでとても緊張するが、両ゼミにとって有意義なものとなるように、しっかり準備して頑張りたい」と話しています。合同ゼミ当日の様子については、後日改めてこの場で報告する予定です。

辻 祐児(滋賀県立米原高校卒業)