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国際学部

斎藤文彦ゼミ
Seeing is NOT believing.
フェアトレードデイへの参加 ~生産者の現状を知る~

2018.07.27フェアトレードデイへの参加
~生産者の現状を知る~

国際学部 斎藤文彦ゼミ

国際学部グローバルスタディーズ学科の斎藤ゼミでは、主にフェアトレードをテーマに活動を行っています。この活動を通して、あまり知られていない生産者の存在と、彼・彼女らが置かれている状況を理解し、フェアトレードを通したこれからの社会のあり方について学んでいます。

4月から開始したゼミ活動では、まずはじめの活動として、4月29日(日)に岐阜県垂井町で開催されたフェアトレードデイというイベントに参加しました。垂井町は町を上げてフェアトレードを促進させており、注目されている町の一つです。そんな垂井町で開催されたフェアトレードデイは名の通り、フェアトレードや地産地消、SDGs(Sustainable Development Goals/持続可能な開発目標)をテーマとしたイベントです。当日はアフリカ産のコーヒーやカンボジアの胡椒など様々なこだわりの商品が展示・販売され、フェアトレードに関するトークショーも行われました。またお年寄りから若者まで、多くの人々が実際に購入したり、展示を眺めたりと楽しんでいました。

そんな中で私たちは、Bean Voyageというコスタリカのコーヒー豆を取り扱うお店と、アフリカ工房というガーナのシアバターを活かした化粧品類を取り扱うお店の出店者の方々に、お話を伺うことができました。お話を伺う中で、私たちが安価な商品を求める消費行動によって、生産者に正当な利益が還元されず、安全性の低い環境で作業をしなければならないという現状や、異文化間でのビジネス展開の困難さを知る事ができました。

今後の活動でも、消費者が場合によっては“加害者”になり得ることを理解した上で、生産者の現状を改善し、そのような人々と共生するためには、私たちがどうあるべきなのか、そして何ができるのかについて探求していきます。そして記事を随時作成し、多くの人々に現状を理解してもらえるように、尽力していきたいと思います。

菊川 弥夢(兵庫県立御影高校卒業)