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国際学部

斎藤文彦ゼミ
Seeing is NOT believing.
シサム工房訪問 ~商品とその背景を伝えること~

2018.10.24シサム工房訪問 ~商品とその背景を伝えること~

国際学部 斎藤文彦ゼミ

私たちは、6月21日に京都左京区にあるシサム工房というフェアトレード会社に訪問させていただきました。

シサム工房さんは、海外のNGOと提携し、現地での伝統手工芸の生産をバックアップしつつ、魅力ある商品を販売している会社です。シサムとは、アイヌ語で「よき隣人」を意味しており、よき隣人(シサム)の文化を尊重し、それぞれの歴史が培ってきた知恵を共有し助け合いたいという思いからつけられた名前です。

貧困や戦争、災害などによってその商品の価値を正しく伝えられない生産者と対等な関係を築き、豊かさを分かち合うことを大切にし、フェアトレードに取り組んでおられます。「フェアトレードを通して、お買い物の力で思いやりに満ちた社会を作る担い手となる。」ということを目標に、消費者に向けて様々なストーリーを伝えることを大切にしており、どの国でどのように製造されているのかをお客様に伝えるために、商品一つ一つにストーリーが書かれたタグをつけておられました。

この訪問を通して、買い物においての私たち消費者の選択の重要性や責任を改めて考えさせられました。また、フェアトレードとの向き合い方やフェアトレードにおいて何が大切なのかを学ぶことができました。今回、お話の中で仰られていた“お買い物とはどんな社会に一票を投じること”という言葉がとても印象的で、今後の活動においては、フェアトレードビジネスについてはもちろんのこと、一消費者としての「選択」についてもしっかり考えていきたいと思います。

先田 葵希(大阪府立箕面高校卒業)