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国際学部

斎藤文彦ゼミ
Great Power Comes with Great Responsibility.
活動報告(3月~5月)

2019.07.25活動報告(3月~5月)

国際学部 斎藤文彦ゼミ

斎藤ゼミでは、『多様な事例、視点から考える持続可能な社会の実現』をテーマに、文献参照や企業、自治体の行事への参加などのフィールドワークを軸として日々活動をしています。学科の特徴として3回生から取り組み始めるゼミ活動なため、まだゼミとして動き始めたのはつい最近ではありますが、これまでの期間に私たちが取り組んできた活動を紹介していきます。

はじめに、今年の3月19日に新大宮広場で開かれたオープンデーに参加しました。新大宮広場とは、京都市北区紫竹西桃ノ本町の商店街にあったおよそ100坪ほどの空き地を利用し作られた、地域活性化のために作られたコミュニティスペースのことです。イベント当日には新大宮、並びに株式会社フラットエージェンシーの各関係者にお話を伺う機会を通し、「コミュニティスペースを中心に地域の活性化や人々の繋がりをより強固にしていこう」という熱意を感じることが出来ました。

次に、5月中旬には町家キャンパスの訪問を行いました。京町家特有の建築様式やその当時の人々の暮らしぶりを学びました。町家キャンパスは「京都市歴史的建築物の保存及び活用に関する条例」の保存建築物に登録されており、その京町家の建築様式をただの建物ではなく、キャンパスとして残していくというアイデアは非常にユニークだと感じました。またこういった町屋を利用した地域の人々の交流の場作りや子供の体験教室の実施、また海外からの留学性を対象とした日本文化の広報などの活動やそれに携わる学生達の存在を知り、実際に行われている地域起こしの例を直接的に学ぶことができました。町家キャンパスを通した活動は非常にエネルギッシュであり、特に地域の子供との交流を通じての活動は、子供たちに地域のことをより知ってもらいたいという熱意に溢れたものだと感じました。

このような訪問活動の他に、課題図書の閲覧とそのレビューということも行っています。前回は、私たちのゼミテーマの根幹とも言えるSDGsに触れた西川潤著の『2030年 未来への選択』を各章に分けて読み込み、その後ゼミ全体で内容の要約を確認し合いました。また、2016年に国連が出した『人間開発レポート』を現文で読み込み、その要約と内容の共有もしました。

まだゼミとして発足して間もない我々ですが、今後も手探りでテーマとしている持続可能な社会の実現というものがなんであるか理解を深め、次の活動へと向けて研鑽していきます。

古宮 幸四朗(大阪商業大学高校卒業)