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文学部

松浦善満ゼミ
現場に飛び出して、教育の真実を覗く。
~大津市「いじめ防止親子フォーラム」への参加~

2016.11.28~大津市「いじめ防止親子フォーラム」への参加~

文学部 松浦善満ゼミ

今回、10月2日に大津市生涯学習センターで行われた「いじめ防止親子フォーラム」に参加しました。このフォーラムでは、元ボクシング世界王者の内藤大助さんが、過去にいじめを受けていた経験をリアルに語ってくださいました。


いじめはいつ何が原因で、誰から受けるかわからないということ、いじめられている本人もいじめられていると相談したいが、いじめられていると思いたくないという現実、言わないせいで自らが精神的に追い込まれていく過程、しかし内藤大助さんはそこからどのように抜けだしたのか、それらを赤裸々に語ってくださり、話しておられるときは時折つらそうな表情、声音になりながらも、現実を伝えてくださいました。


また、その後、現役高校生から大学院生までを交えたパネルディスカッションがあり、そこでは現代のいじめについて

  • いつ誰が標的になるかわからない
  • 仲間内で標的にしあう
  • 第三者の目からは確認しづらいレベルでの嫌がらせ
  • SNSなどのインターネットを用いて匿名で批判する
などの様々な形態が挙げられ、改めて内藤大助さんの話も含めて本当に有意義な時間を過ごすことができ、加えていじめについて再認識しなければならないという意識を持つことができました。


10月7日にあったゼミ講義の時間で、内容をゼミの仲間と共有し、「年代の近い我々が過ごしてきた中学高校時代のいじめと比較しても大きく変容している。」など、ゼミ生同士で意見を交換しました。いじめのリアルを知ったことは今後のフィールドワークに向けて現代のいじめに対して、いじめ対策もどのように変化しているかということを知るための大きな土台になってくれると信じています。


川﨑 聖斗(滋賀県立石山高校卒業)