2016.09.01地域方言をめぐる多世代交流~京ことばの会~
政策学部 村田和代ゼミ
今回は、「地域方言をめぐる多世代交流」をテーマにお伝えします。6月25日に深草キャンパスの近くにある町家キャンパスにて、京ことばの会を私たちのゼミが主体となり開催しました。この会は、消滅しつつある京ことばを次世代に伝えることを目的としています。この会を開催するにあたって京ことばを語り継ぐ活動をされている「京ことばの会」の方々にご協力、ご指導をいただきました。
町家キャンパスで開催した京ことばの会では、ゼミ生による京ことばについてのプレゼンテーションや、京ことばでの「桃太郎」の朗読と「まるたけえべす」の合唱をしました。京ことばの会の方々からは京ことばの慣用句の説明と方丈記の朗読を行っていただき、最後には新しくゼミに参加する2年生10人も含め全員で京ことばカルタを実施し、京ことばの奥深さを学びました。
「桃太郎」と「まるたけえべす」の発表は、京ことばに触れる機会が今までになかった私たちにとって、発音が難しいものでした。ですが、「京ことばの会」の方による丁寧なご指導の基、イントネーションや表現方法を学ぶことができ、本番でも発表することができました。
この会で私たちは地域方言に触れる良い機会を得ました。ただ、今回は地域の人々を招待しての交流が出来なかったため、今回の反省を活かした企画、運営を現2年生に託したいと思います。私たち和代ゼミは今後も更なる多世代交流を目標とし活動していきます。
次回は番外編といたしまして、多様な人々の共生の実現についてお伝えします。
山本 有沙(桃山学院高等学校卒業)