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政策学部

村田和代ゼミ
コミュニケーションから多様な人々の共生を実現する。
多様な人々の共生の実現~ファシリテーターとして話し合いに参加して~

2016.12.20多様な人々の共生の実現~ファシリテーターとして話し合いに参加して~

政策学部 村田和代ゼミ

私たち和代ゼミは、You, Facilitatorをスローガンに掲げています。
今回は、奈良県橿原市のサッカークラブ、ポルべニルスポーツクラブの方との話し合いで、実際にファシリテーターを経験したことをお伝えします。


10月2日に奈良県橿原市で地元のスポーツクラブであるポルべニルスポーツクラブの話し合いに参加しました。ポルべニルスポーツクラブは、保護者とコーチなどスタッフが話す機会があまりないこと、スポーツに関する率直な意見を聞きたいということで、話し合いの場を設けることとなりました。また、ポルベニルスポーツクラブの運営をよくするため、さらなる発展をするためには話し合いが必要だという事で、私たちがファシリテーターをさせてもらえることになりました。
ファシリテーターとは、集会など話し合いで、内容を整理し、発言者が偏らないよう、順調に進行するよう、口添えする人のことを指します。よい話し合いをするための場づくりも大切な役割の一つです。


今回は、ポルべニルスポーツクラブで子供にサッカーを習わせている保護者の方7名と、コーチ3名が集合し、3つのグループに分かれていただきました。そこに、私たちゼミ生が、ファシリテーター3名、参加者6名を3つに分け、話し合いに参加しました。初めは、自己紹介や今の気持ちを紙に書き、グループで話すアイスブレークを行い、緊張をほぐし話し合いの和やかな雰囲気づくりを行いました。ファシリテーターがみんなに話を回し、雑談をすることで笑い声も聞こえました。さらに、2時間の話し合いの中で保護者の方から子どもたちの安全をスタッフたちに願うような多くの意見を引き出すこともできました。第3者が介入することで、話し合いではマイナス意見を含む、あらゆる意見が出ることが分かりました。


人と人をつなぐファシリテーターがいることで、話し合いの流れが大きく変わることが分かりました。例えば、雑談で話がそれても、すぐに修正することが出来るということです。ファシリテーターは、より良い話し合いを進めるうえでなくてはならない存在であると同時に、より良い話し合いにするためには何をしなくてはならないのか、を考えなければならないことが分かりました。
雑談やアイスブレークを行う力、話をまとめる力、話を全員に振る力など、ファシリテーターに求められる点は非常に多いです。そこで今回、実際の話し合いにファシリテーター、参加者として参加することは、私たちにとってとてもよい経験となりました。
今後は、ゼミの話し合いの場だけでなく、その他の場面でも経験を次の機会につなげていきたいです。
次回は、討論会の準備の模様についてお伝えします。


植村 沙帆(京都府立福知山高校普通科卒業)