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経済学部

原田太津男ゼミ
平和記念資料館を訪問
平和記念資料館を訪問

2018.02.27平和記念資料館を訪問

経済学部 原田太津男ゼミ

私たち原田ゼミは1月22日に広島県に行ってきました。今回はそのフィールドワークについて報告させていただきます。

世界で唯一の被爆国である日本、平和研究をするうえでこの場所を訪れておきたいというのはゼミ生の共通の意識でした。歴史的な場所を訪れるのは研究のためというよりも、日本人として知っておかねばならないことを知りたい、ということが目的でした。

広島に行った私たちは原爆ドームと平和記念資料館に訪れました。修学旅行で訪れたことがあるという方が多いかもしれませんが、私は小学生のころに訪れた時とはまた違った見方や印象を持つことができました。ゼミ活動を通して学んだこと、授業で得た知識が生きているのだと思います。平和記念資料館は映像資料などで広島や長崎に起こったことを国内外に伝えるという役割はそのままに、マッピングやタッチパネルで視覚的、直感的に伝わりやすくなるような工夫がなされていました。年月が経ち、戦争を知る人が減少していますが、このように戦争で起こったことを忘れないようにするために工夫している人たちがいるということはとても大事なことです。展示されている資料はすべて印象に残るものでしたが、私が特に印象に残っているのは新着展示資料に展示されていた絵に添えられていた西岡誠吾氏の言葉です。

「私は生き残った負い目を感じながら、亡き友の供養と思い、これからも御遺族に対して立つことを続けます。被爆70周年の節目の年に、一番辛い絵を画きました」とありました。

みなさんは今まで生きていることに負い目を感じたことはありますか。この言葉から私は戦争というのは身体的だけではなく精神的にも人間にダメージを与えるものだということを再認識しました。

現在朝鮮半島が緊張状態にあり、私たちにとって戦争が身近なものになってきています。私たちの記事を読み戦争がどういうものなのか、どれだけ悲惨なものだったのか、繰り返さないためにはどのようにすればいいのか考えるきっかけになれば幸いです。

田中 優希(滋賀県立国際情報高校卒業)