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社会学部

社会学部 社会共生実習(田村公江ゼミ)
「子どもの権利」が当たり前な社会を創ろう。
子どもたちと「キラキラおさかな水族館」を作りました!

2018.12.26子どもたちと「キラキラおさかな水族館」を作りました!

社会学部 社会共生実習(田村公江ゼミ)

私たちは、「かんちゃんホットルーム」の運営スタッフをしています。
「かんちゃんホットルーム」とは

  • 1~2か月に1回のペースで開催される、「お楽しみ会+子ども食堂」のことです。
  • 参加者は子どもや地域の人です。毎回50人くらいが参加します。
  • 主催者は佐子完十郎さん(愛称:かんちゃん)です。高校の先生を退職してから、若者・子どもの支援をしている人です。
  • 開催場所は滋賀県近江八幡市安土町の地域スペースです。

11月11日に開催された第33回「かんちゃんホットルーム」では、私たち学生が考えた「キラキラおさかな水族館」を子どもたちと一緒に作りました。空のペットボトルの中に洗濯のり、水、ビーズ、ラミネートした魚を入れて自分だけのオリジナル水族館を作る企画です。子どもたちが自分だけの「キラキラおさかな水族館」が作れるように、赤、青、緑といったカラフルで、たくさんの種類の魚を用意しました。一緒に入れるビーズも、ハートやお花、星といった形のものを用意しました。ペットボトルを逆さにすると、ビーズや魚がゆっくりと動きます。

私たちは夏休み前から、この学生企画を考えて、洗濯のりと水の割合を考えたり、魚のイラストをハサミで切って、ラミネートしたりなど、下作業を進めてきました。

試作の段階でラミネートの魚を洗濯のりと水の混合液に泳がせたところ、魚同士がくっついてしまう課題が見つかりました。これを防ぐためにどうすればよいか考えて、魚にビーズを貼り付けることを思いつきました。ビーズを貼ったもので試したところくっつかないでいい感じに泳いだので、すべてのラミネート魚にビーズを接着することになりました。

ビーズは、赤、青、緑といったカラフルなビーズを使用し、目のところには黒のビーズを使用しました。瞬間接着剤を使ってビーズを接着しましたが、指に接着剤が付いたり、接着剤を使いすぎるとラミネートが白っぽく変色したり、とても大変でした。

当日、子どもたちの前で実際に私たち学生が「キラキラおさかな水族館」を作りながら、作り方の説明をしました。「作り方、注意点」のプリントには文章だけではなくイラストも加えました。子どもたちはとても真剣に聞いてくれました。

また、子どもたちが自分の好きなビーズをうまく取れるように、用意したビーズを種類別に小さな容器に入れておきました。洗濯のりと水を入れる工程は、子どもには少し危ないので、グループごとに学生がそれぞれ付いて、計量カップで測って、菜箸で混ぜました。

私のグループにいた男の子が、ペットボトルにたくさんのビーズと魚を入れてくれているのを見て、魚のラミネート作業を頑張って良かったと思いました。

子どもたちに楽しんでもらえるか不安でしたが、ペットボトルの中でビーズや魚がキラキラして動いているのを見て、子どもたちは自然と笑顔になっていました。

女の子も、男の子もみんなオリジナルの「キラキラおさかな水族館」が作れて、私たちの企画は大成功に終わりました。しかし、すぐに作り終わる子どもや、少し作るのに時間がかかった子どももいて、作業の時間にバラつきがあり、反省点もたくさん見えてきました。

今回の経験を通して、子どもたちが喜んでくれる企画を考えるためには子どもたちの立場になって考えることが大切だと学びました。私たちは、現在、第2弾の学生企画を考えている最中です。今度はどんな学生企画になるか、今から楽しみです。

湯浅 莉絵(京都西山高校卒業)