2015.11.1「マスメディアと表現の自由」

私の卒業論文のテーマは「マスメディアと表現の自由」というタイトルです。その名の通り、マスメディアの報道とその報道における表現の自由はどこまで保障されるのかということを主に調べています。このテーマに決めた理由は、大きく分けて二つ理由があります。まず一つ目。私は大学一回生のときから、英語でミュージカルをするサークルに入っています。そのサークルでは、年に一度ミュージカル公演をしています。そこで、そのミュージカルをポスターを作って宣伝したり、SNSを利用して不特定多数にミュージカルの存在を知ってもらったりする活動もしていました。ポスターなどで、どの程度の表現まで認められるのだろうとか、このミュージカルのライセンスはどうなっているのだろうなどと、情報を提供する側にとても興味を持ちました。二つ目は、ずっと調べたかった実名報道を卒業論文で絡ませたいという理由です。日本では、事件報道において実名を使うのが慣例化しています。しかし誤った報道をされたときにとり返しがつかないことになったり、被疑者の家族にまで嫌がらせなどが及んだりすることもあります。しかし、いろいろ調べていくうちに、むしろ匿名にすべきなのは犯罪に巻き込まれた被害者の氏名であると気づきました。事細かに殺され方などを報道するのは被害者の人権をことごとく侵害しています。

このように広い視点で考えられるようになったのはこのテーマを選んでじっくり調べて考えることができたからです。

小竹 まな実