Challenger04

法学部

畠山ゼミ
法学を強みにして、社会で活躍する人間になる。
卒論テーマ決定

2015.11.1「平安時代の婚姻問題」


私達のゼミは、法律に触れながらもそこに固定されず歴史的観点からも自由に考えるということが出来ます。私は法学部に入った当初は、法律についてだけ学ぶという認識でしたが、広い視野を持ち研究することが出来るという畠山ゼミが魅力的に思えて、このゼミを選びました。


私の卒論テーマは「平安時代の婚姻問題」です。現代に近い方が、裁判例も多く残っていますが、人が研究する分野とは少し違うことがしてみたいとあえて古代へと焦点を絞りました。そもそも、私がこのテーマで卒論を書こう考えた理由は、法律の中で民法に興味がある、ということもありましたが、男女間の結婚制度はいつから行われていたのだろうという疑問からでした。現代日本においては、身分制度はなくすべての男女は平等に恋愛、結婚することができますが、歴史的に見るとそれはつい最近のことです。ならば、日本の中でいつ法律が作られ、それが本格的に適用された民法の原点ともいえる時代の男女間について研究していきたいと考えました。しかし、歴史的背景を踏まえて調べることで時代を遡れば遡るほど、史料が少なくなるということや、法学的資料以外にも、文学的資料も見るために法律から大きく外れすぎてはいけないということが今後卒論を進めていく上での問題点の一つです。また、史料に頼りすぎて自分自身の考察を入れることが難しいのが、今後の卒論制作に向けての課題になってくると考えています。