2015.11.1「社会保障制度」

卒論の作成にあたって、私は「社会保障制度はなぜ生まれてきたか」という点が気になったため、この疑問をそのままテーマとして研究を進めることにしました。この疑問が浮かんだきっかけは、基礎演習時代に生活保護について研究を行ったことがあったと思います。以来社会保障制度に対してある程度の関心があり、たまに調べたりしていたのですが、調べが進むほど、「社会保障制度がなぜ生まれたか」という根本的な部分が明らかになっていないと思うようになりました。畠山ゼミは卒論テーマ選びをある程度自由に進められるゼミだったので、この際この疑問を解決してみようと思ったのです。また、あまり研究が進んでいない部分だと聞いていたので、それに挑戦するという野望もありました。

卒論の構想をゼミで発表していくのですが、その際苦労した点、気付いた点としては、「基本的な部分の組み立て不足」がありました。発表の際寄せられた質問の中で最も多かったのは、「制度そのものがどのようなものか、もっと具体的に教えてほしい」というものでした。質問を受けて初めて、自分がちゃんと理解していなかった部分や、研究の詰めの甘い部分が出てきたのです。これは、ゼミ生に対して発表を行うことで初めて気づけた部分だと考えています。
今後も基本的な部分を見落とさないように、意欲的に研究を進めていきたいと思います。

金田 公典