Challenger04

法学部

畠山ゼミ
法学を強みにして、社会で活躍する人間になる。
卒論テーマ決定

2015.11.1「現代の動物愛護法と江戸時代の生類憐みの令の比較」


私が卒業論文のテーマにしているのは、現代の動物愛護法と江戸時代の生類憐みの令を見比べてみようということです。これを調べようと思ったきっかけは単純そのもの。「気になったから」です。特に動物が大好きとか、昨今の動物愛護事情に思うことがあるというわけではありません。ただそのときにたまたま気になったからです。さらに言えば、難しい法律よりもどことなく親しみやすそうな印象を感じるものだからという動機もあります。その程度の興味で取り組み始めたものですが、これがよくよく見てみると思いのほか厄介なものでした。


当初のイメージにあったような、ただ単に動物を可愛がったり、保護したりという取り決めではなかったのです。というのもこの2つの取り決め、実は動物を大切に扱うことによって人々に道徳観を植え付けようとする目的があったのではないかという共通点が見えてきました。なんとなく似ているのではないかと直感で結び付けたものが、実際に調べてみると本当にそれらしい共通点が見つかってしまったというわけです。「点と点が結び付いて線になる」というような表現がありますが、まさにそんな印象を受けました。


他にも発見はいくつかあります。例えば、生類憐みの令が出た頃に外国に似たような動物愛護法に似たようなものがあるかというと、これがどこにも無かったり。 この2つの取り決めは自分が当初思ってた以上に、良くできたものなんだなと素直に感じました。