Challenger04

法学部

畠山ゼミ
法学を強みにして、社会で活躍する人間になる。
卒論テーマ決定

2015.11.1「御成敗式目から考える現代の司法制度」


ゼミで卒論研究に取り組むということで、御成敗式目に取り組むことにしました。


現代において、司法制度が整備され、民事、刑事訴訟と実際の紛争にあたり、法の適用をめぐり争点が争われる中で、解決が図られてきました。近代で、法治国家として司法制度の整備がなされ、現代の司法制度の骨格が形成されていきましたが、研究ではそれより以前、実際の紛争で法が積極的に行使されていった中世頃、鎌倉の時代を中心に焦点を当てることにしています。鎌倉の時代は政権の移行が、永らく持ち続けた公家から武士へと、政権が移っていった時代につき、多くのところで変化が生まれました。法の性格としては、鎌倉以前では、国としての権威によるものでしたが、鎌倉時代では武士の考えに基づいた道理による、公正な裁判をするように取り組んでいました。


現代の司法における訴訟とは、扱う事例内容や、訴訟制度に大きな違いがあり、難しくはありますが、実際に法を行使するようになった、公正な裁判に取り組もうとした時代を見ることで、現代の司法制度を見ていきたいというところで、研究に取り組んでいっています。


菅 慧隆