Challenger04

法学部

畠山ゼミ
法学を強みにして、社会で活躍する人間になる。
卒論テーマ決定

2015.11.1 「平安期の死刑制度」


私が卒論のテーマを死刑に選考した理由は一回生の基礎演習のディベートの際に死刑制度が是か非で争い、どっちつかずの結果に終わったことによるもどかしさが大きいです。そのことから法とはどのような経緯ででき、運用されてきたのかということに興味を持ち、法律の歴史を個人の自由なテーマで学ぶことのできる法制史ゼミの畠山ゼミに所属しました。


このゼミの長所は法学部という堅苦しいイメージを払拭したスタイルの講義をしている点にあると思います。史跡見学等も行い京都の史跡の価値を再認識し、また、この見学を通してグループでの発表を行うことなどから段階を追って発表の仕方なども学ぶことができます。自分自身の研究テーマである死刑制度の一回目の発表では死刑制度の概要、海外との比較等を中心に研究しました。この時点では死刑制度の変遷過程と海外の比較、日本での世論を中心に卒論を作成しようと考えていましたが、春頃に関西学院大学にて行われた法制史学会に畠山教授とご同行させていただいたところ、元金沢大学の教授である梅田教授の平安期の死刑制度が行われていなかったという内容の報告に非常に興味を持ち、未だに全容の解明されていない平安期の死刑制度について自分も研究をしようと思い、卒論構想の方向性を変更しました。


今後は平安期の政治、地域による差、当時の社会状況などの様々な面からこのテーマを考察していきたいと思います。