Challenger04

法学部

畠山ゼミ
法学を強みにして、社会で活躍する人間になる。
卒論テーマ決定

2015.11.1「性差別」


第一回目の報告のテーマを魔女狩りとしました。魔女狩りと聞いてどんな想像をしましたか。多くの人が単なるオカルト現象と思い浮かべたのではないでしょうか。私はそんな魔女狩りを、実際にあった事件として刑法の観点から研究してみたいと思いテーマとして設定しました。


調べていくうちに魔女狩りが起こった理由が一つではなく、複数あるのだと考えるようになりました。その中で、魔女とされた犠牲者になぜ女性が多かったのかと疑問を持ちました。魔女狩りはキリスト教を絶対的なものへとするために行われた側面を持ちながらも、当時のキリスト教は女性軽視の宗教であったことなどから、性差別の側面も持ち合わせているのだと考えました。そこで、第二回目の報告におけるキーワードを女性としました。それまでは多くの国で単なる国内問題だと片づけられていましたが、第二次世界大戦後に世界規模で女性運動が展開されるようになりました。


しかし、今なお世界中で差別によって多くの女性やその周りの人々が苦しんでいます。宗教の考えによって差別を受けていたり、暴力を受けたり、性的自己決定権を侵害されたり、労働の場において差別を受けています。また、セクシュアル・ハラスメントやドメスティック・バイオレンス、マタニティ・ハラスメントなどを含め問題や課題が山積みとなっています。ではどうすれば解決できるのでしょうか。それを考えるために性差別をメインテーマに設定し、女性運動について研究を進め、卒論を書いていきたいと考えています。


小澤