2019.07.25今川ゼミの活動について

法学部　今川嘉文ゼミ

今川ゼミは「会社法を中心にビジネスに関する法律について学ぶ」というテーマを基に活動しています。主な活動内容はビジネス実務法務検定という資格試験の対策・ゼミ独自のインターンシップ・判例についてのグループ報告です。2回生の後期は主にビジネス実務法務検定3級の対策を行い、その後企業にインターンシップへ行きました。

3回生が始まってからは2人もしくは3人のグループを作り、研究者の方々によって作成されたM&Aや株式会社の経営者が負う責任等、会社法や商法に関連する判例要約資料をさらに要約をしていき、論文の作成・報告を行うという活動をしています。全ての班の報告終了後はこの活動の1つの目に見える成果として全ての班の論文を1冊の冊子にまとめ、ゼミ論集を作ります。

6月6日に報告した班はアメリカの判例について報告しました。この判例報告は株式会社の支配権を奪う目的の株式買収に対する防衛策の差し止め請求が認められなかったというものです。この報告を聞き、解釈をするにあたってとても難しい判例だと感じましたが、日本の法律用語としての名称の違いはあるものの制度としての共通点や日本では見られない制度について知ることができました。そして裁判所が結論の導き方に対して納得できました。

6月27日には弁護士の先生によるゼミ独自の講演会があります。この講演会では法テラスという組織での活動内容や活動目的・刑事事件の弁護をする際に注意を払っていること等を現場で活動している弁護士の先生から直接お伺いしようと思います。普段の講義で行う事例問題を法解釈するだけでは知ることができないことを知ることで、残された学生生活の中で少しでも活かすことができたらと思います。

3回生前期の最後の月である7月にはNHK大阪放送局にインターンシップに行きます。放送局を見学し、テレビ番組の企画から放送までの一連の流れ・番組制作の実態や今まで培ってきた知識・経験からは見ることができなかった部分について知り、今ある就職に関する知識を広げ、今後行う就職活動に少しでも役立てていけたらと思います。

松本 怜悟（大阪府立摂津高校卒業）