challenger49

法学部

今川嘉文ゼミ
社会の動きを実践的に調査・考察して、日々の勉強を深く理解する。
NHKへの密着

2019.12.05NHKへの密着

法学部 今川嘉文ゼミ

今川ゼミでは7月11日にNHK大阪放送局へインターンシップに行きました。インターンシップの内容は8Kテレビ・VR体験、撮影現場の見学、質問です。この活動の中で様々なことを見聞きし、経験することができました。

まず初めに8Kテレビ・VR体験です。これは大阪放送局の一般見学者のフロアで体験することができました。4Kテレビに関しては一般家庭で普及しており、技術的なことが分からなくとも名称は知っているという方が多いのではないかと思います。8Kテレビはこの4Kテレビの技術をさらに発展させ、被写体がより鮮明に写すことができ、空間の奥行までも感じることができます。そしてこれはNHKと一般企業が協力して開発しており、2019年7月11日現在での稼働台数は少ないですが、今後普及していくとのことでした。また曲げることができるテレビも開発中とのことでした。その後VRも体験させていただくことができ、写されていたお寺の仏像の前の光景を実際に見ているかのように感じることができました。

次に撮影現場の見学です。一般の見学者の方は見ることができないとある番組の撮影現場を見学させていただきました。撮影現場では出演者の方が同じシーンを何度も演じ、様々な角度から撮影することで1つのカットが作られるということ、かつて使用されていたセットを大道具の方が加工を行い、再利用された物を撮影にしていること等をお聞きすることができました。また放送局は高さのあるセットを撮影スタジオで使用するため撮影スタジオのフロアが高く建てられていることからフロアの数が少なくとも高層ビルになっているという独自の事情を知ることができました。

最後にNHKの職員の方に質問させていただきました。個人的に「テレビ局という他の会社とは異なる企業形態においても、コミュニケーション能力を持つ人材が求められますか?」という質問をさせていただきました。その回答として「テレビ局という場においてもコミュニケーション能力は重視している。」とのことでした。このことからどの企業においてもコミュニケーション能力は必要不可欠とされていることがわかりました。

このインターンシップを通して画面を通してでは見ることのできないテレビ局の実態・放送ということ以外の活動・撮影現場について知ることができました。この活動で知ったことを就職活動においての業界研究に役立てていこうと思います。

松本 怜悟(大阪府立摂津高校卒業)