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法学部

今川嘉文ゼミ
社会の動きを実践的に調査・考察して、日々の勉強を深く理解する。
法学部生に求められる能力とは

2019.10.23法学部生に求められる能力とは

法学部 今川嘉文ゼミ

龍谷大学法学部今川ゼミでは毎年、就職活動を終えたゼミの先輩から就職活動や学校生活などについてお話を伺う機会があります。今年は7月に4回生の松波さんより、就職活動全般のお話、どのようなお考えで企業を選ばれたかなどについてお話しいただきました。

特に印象に残ったのが「コンプライアンスが重要であると叫ばれる中、法学部のように法理論的思考ができる学生が大変貴重である。」というお話です。これは松波さんが面接を受けた金融機関の面接官の方がおっしゃっていたと伺いました。私も、とあるIT企業のインターンシップの面接を受けた際、似たような言葉を面接官の方から「IT企業において何かしらの言語をやっていたなど、ITスキルは確かにプラスの要素かもしれない。しかし、私たちのとっては法学部生のように論理的思考力やコンプライアンス的考えをもった学生は大変貴重である。」という言葉をいただきました。

このような言葉を聞いて会社、ひいては社会が私たち法学部生に求める力はコンプライアンスであると考えました。これはただ単に「法令遵守」ということだけではありません。環境の変化の著しい現代社会において、法律に当てはまるよう受動的に行動をするだけでなく、環境の変化に応じて行動を能動的に適応させることであると考えます。
この度お話しを伺ったことで、これからの社会で私たちが求められる力を認識することができた一方で、まだまだ私たちが力不足であるように感じました。これからのゼミの活動において一つでも多くの学びを得、来年は私たちが次のゼミ生たちに自信をもって思いを伝えられるよう、これからの活動も取り組んでいこうと思います。

松波さんからはご自身の経験や、就職活動によって得た学びなど、時間の許す限りお話しいただきました。質疑応答の時間もご用意いただき、ゼミ生からの質問に対してもテンポよくハッキリとした口調でお答えいただき、私たちの疑問もすべて解消してくださいました。私たちの就職活動にも大変参考になりました。今後の活動で実践していきたいと思います。

北村 朝陽(大阪府立高槻北高校卒業)