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政策学部

伏見CBL演習(井上芳恵)
地域を知り、地域を感じ、住み続けたい地域を創造する
地域の魅力を探して

2019.10.01地域の魅力を探して

政策学部 伏見CBL演習(井上芳恵)

伏見CBL演習では、本年度、伏見ふれあいプラザの企画・運営に加えて、伏見区内の向島南学区と二の丸北学区、向島二の丸学区と連携し、地域イベントの運営補助などを行っています。前期には向島南学区の第2回田んぼラグビーin京都・向島と第2回向島南夏祭りに参加させていただきました。

6月16日開催された、第2回田んぼラグビーin京都・向島では、ラグビーの記録補助や野菜フラッグ、田んぼ相撲の運営補助などを行いました。かつて巨大な巨椋池があった向島地域は、昭和に入り干拓が行われ、現在は京都市内でも有数の田んぼや畑などの農耕地を有する地域です。この地域資源を活かし向島地域を広くPRしようと農家の皆さんを中心に2018年度から始めたイベントが田んぼラグビーin京都・向島です。田植え前の田んぼで泥だらけになって楽しむラグビーは、大人も子どもも楽しむことができ、多世代交流の場となるだけではなく、向島の農業や野菜について知る機会となり、食育にもつながります。

私は、昨年度も伏見CBL演習を受講しており、田んぼラグビーへの参加は2回目ですが、運営に関わる向島南学区の方やラグビーに参加されている方々との交流を更に深めることができました。皆さんに共通していたのは、向島南のことが好きで、田んぼラグビーを通じて楽しみながらもっと向島地域のことを多くの人に知って欲しいという想いでした。

7月28日に開催された、第2回向島南夏祭りは、2019年3月に閉校となった京都市立向島南小学校にて行われました。2019年4月の京都市立向島秀蓮小中学校の創設により閉校になってしまう向島南小学校を活用したイベントを行いたいと地域の方が2018年から始めたものです。今年は向島南学区の各種団体や向島秀蓮小中学校PTAの方々による飲食ブース・遊びコーナーのほか、向島地域の野菜の販売、地域の小中高校生らによる楽器の演奏やダンスの披露、盆踊りなどが行われており、向島南学区の人たちだけではなく、統合した二の丸北学区、向島二の丸学区の方々も多く参加されていました。

私たちは、9月1日に行われる伏見ふれあいプラザで向島南学区をPRするために、夏祭りの参加者・運営者に向島南のいいところを聞かせていただきました。地域のつながりが強い、住民が優しくあったかいなどの意見が聞かれ、改めて向島南学区の魅力を知ることができました。今後も地域イベントへの参加を通じて地域の皆さんと交流を深め、地域の現状をしっかりと把握できるように取り組んでいきたいと思います。

山本 理裟(学校法人愛知学院愛知高校卒業)