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政策学部

伏見CBL演習(井上芳恵)
地域を知り、地域を感じ、住み続けたい地域を創造する
地域に関わる意義

2019.11.13地域に関わる意義

政策学部 伏見CBL演習(井上芳恵)

私は9月1日にパルスプラザ京都で開催された「伏見ふれあいプラザ」に伏見CBL演習の一員として参加しました。当日は、伏見区内の各学区による模擬店や飲食店、体験型ブースなどに加え、地域団体によるステージパフォーマンスも行われ、多くの来場者でにぎわっていました。

私の所属する班では、龍谷・すばるブースとして、京都や伏見に関連するクイズラリーと伏見の魅力を来場者の方に書いていただく掲示の2種類の企画を実施しました。企画の段階から京都府立京都すばる高等学校の生徒の方とも連携し、高校生ならではのアイデアも多く取り入れることができたことがより良い企画へと繋がりました。

クイズラリー企画では参加者に様々な分野で京都、伏見を知ってもらえるよう、京都や伏見の歴史、地理、観光、文化を調べ、その内容を元にクイズを作成しました。また、問題を一か所に設置するのではなく、会場内の四か所に分けて設置することで、会場の他のブースを回りながらクイズを楽しんでいただけるよう工夫しました。また、掲示企画では、来場者に伏見の魅力を書き、模造紙に貼っていただきました。紙をもみじの形にしたり、背景に十石船の写真を印刷したりするなど、より伏見らしい彩のある掲示になるよう考えました。

クイズラリー企画には小さなお子さんから高齢者の方まで、年齢を問わず計120名の方に参加していただきました。大半の方が楽しかったと評価して下さった一方で、クイズが難しかったという感想を持たれた方もおられました。そこから地元の方でも知らない伏見の魅力はまだまだたくさんあることを改めて感じました。企画掲示の方も多くの方がそれぞれに思う地域の魅力を書いて下さり、最終的にとても綺麗な掲示板が完成しました。子どもの参加者は「公園がいい」など、遊べる環境を書いてくれ、高齢者の方は「人の付き合いがいい」と書いて下さっていたのが印象的でした。

今回「伏見ふれあいプラザ」を通して地域に関わり、地域の方とコミュニケーションを取ることができたことは、私たちに「地域に関わる」とはどういうものなのかを体験させてくれました。私自身、自主性とは何なのかなど、座学では学ぶことが難しいことを知る良いきっかけとなりました。この経験は地域に関わらなければ得ることのできないものでした。この経験を、今後自分が地域に関わったり、地域の活性化を考えたりすることに生かしていき、さらに広い視野で物事を考えていけるようにしていきたいです。

小林 佳樹(大阪府立泉北高校卒業)