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経営学部

藤岡章子ゼミ
マーケティングを通じて、産地と消費地をつなぎ、社会に変化をおこす。
和歌山有田川町 春合宿(1日目)「ぶどう山椒の発祥地を未来につなぐプロジェクト」

2019.07.25和歌山有田川町 春合宿(1日目)
「ぶどう山椒の発祥地を未来につなぐプロジェクト」

経営学部 藤岡章子ゼミ

マーケティングを通して社会的課題の解決を目指す藤岡ゼミの今年のテーマは「マーケットの創造」。「産地」と「消費地」をつなぐことを目的に、用途提案や商品開発を通じた新市場の創造やマルシェの開催を行っています。

今年はぶどう山椒の発祥地であり生産量が日本1位である有田川町と連携して「ぶどう山椒の発祥地を未来につなぐプロジェクト」に取り組んでいます。

5月29日、30日に1泊2日でぶどう山椒の生産地である和歌山県の有田川町境川地区を訪問しました。ぶどう山椒の収穫作業に参加させてもらい、生産者さんへの聞き取り調査を行い、山椒の生産動向、流通や市場について地元企業やJAの方からお話を伺いました。

1日目にはまず有田川町の境川コミュニティセンターでぶどう山椒の生産者さんと合流し、山椒を使った郷土料理「山椒飯」をいただきました。鯖と山椒の炊き込みご飯なのですが、山椒によって魚の生臭さがなくなり非常に食べやすく風味豊かになっていました。中にはおかわりを3杯、4杯とする学生もでるほど、美味しかったです。昼食を食べ終えるとグループに分かれてぶどう山椒の収穫体験をさせてもらいました。収穫作業は手やハサミ、ツメという道具で手摘み作業を行いました。最初は試行錯誤を繰り返しましたが農家さんの丁寧なご指導により最終的には上手く取れるようになりました。農家さんの話では毎日、朝早くから夕方までの収穫の苦労や山椒農家の高齢化問題を一致団結して解決しようといていることを知り地域の繋がりの強さに非常に感銘を受けました。このような産地を今後どのように存続させていけばいいのか、大きな課題にまだ答えは見つかっていませんが、私達も学びながら考えていこうと思います。次の訪問は、干山椒の時期となる8月。再び有田川町に向かい、農家さんを訪問する予定です。

松浦 大貴(京都府立洛西高校卒業)
石川 和哉(私立関西大倉高等学校卒業)