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経営学部

藤岡章子ゼミ
マーケティングを通じて、産地と消費地をつなぎ、社会に変化をおこす。
和歌山有田川町 春合宿(2日目)「ぶどう山椒の発祥地を未来につなぐプロジェクト」

2019.08.06和歌山有田川町 春合宿(2日目)
「ぶどう山椒の発祥地を未来につなぐプロジェクト」

経営学部 藤岡章子ゼミ

5月29日、30日に1泊2日でぶどう山椒の生産地である和歌山県の有田川町境川地区を訪問しました。ぶどう山椒の収穫作業に参加させてもらい、生産者さんへの聞き取り調査を行い、山椒の生産動向、流通や市場について地元企業やJAの方からお話を伺いました。

2日目には、JA有田で指導員をつとめる中西様、株式会社全笑の松原様、かんじゃ山椒園の永岡様からお話を伺いました。JA有田の中西様からは、山椒の栽培から有田川町の山椒の現状、JAの取り組み、全笑松原様からは生産者から卸までの流通や法人需要について、かんじゃ山椒園長岡様からは山椒の販売の仕方や海外の需要について説明をいただきました。講師の皆さんが共通して仰っていたことはぶどう山椒の需要が上がっているにも関わらず山椒農家の高齢化によって供給が下がっているというものでした。私たちの課題は山椒の用途開発ですが、同時に山椒農家の魅力なども広く世間にアピールしていけたらいいなと考えるようになりました。どの講師の方からも、山椒をもっと世に広めたいというお気持ち、熱意が伝わってきて、私達にとっても山椒というものが特別なものになりました。

この2日間を通して山椒のイメージがガラリと変わりました。山椒は扱いにくいイメージがありましたが、現地に赴いて体感した新鮮な山椒はスパイシーかつ柑橘系の爽やかな香りがするので香水や化粧水のほかスイーツなど様々な用途に使えると感じました。

滞在中にはテレビや新聞の取材を多く受けました。インタビューなどに応えるなかで、メディアの関心の高さを実感すると共にこのプロジェクトの重要さや責任を再確認しました。

この合宿で貴重な体験をすることができたのは、有田川町役場の方をはじめ、農家さん、地元企業の方など携わっていただいた方々のおかげです。本当にありがとうございました。この経験を生かしてぶどう山椒の用途開発できるように継続して取り組んでいきたいと思います。

松浦 大貴(京都府立洛西高校卒業)
石川 和哉(私立関西大倉高校卒業)